パソコン壊れて大弱り

最近パソコンが壊れてしまい難儀することが多くて四苦八苦しています。
パソコンのHDDはおおよそ4~5年で壊れるものと思って下さいと、修理工房さんはいとも簡単に
仰る。
もちろんそれはハードな使い方をされる人の場合だと思いますが、自分の場合はそんなにハードに使
いこなせる訳でもないから気分的にはまだまだ行けると思っていたのに少々ショックです。
指折り数えてまるまる6年持ったことになりますが、まあ、仕方のないところでしょうか。

壊れてWEBにアクセス出来ないのは仕方ないとしても、何より困るのは保存ファイルやソフトその
他諸々が全てチャラになってしまったこと。
何事もあきらめが肝心とはいうものの、やはり未練はある。今回の修理で、思いがけなく助かったの
は購入時に1.5万円もかけて作ってもらっていた「リカバリーデスク」だ。費用がかなり安く済んだ
のがせめてもの慰め。今時だと7千円程度で作成してくれるらしいから、転ばぬ先の用心で、これは
必須だと思い知りました。

こんな事で、気分的にかなり落ち着かない状況でしたが、やっと今WEBも覗くことができるように
なり、少しづつ以前の状況に戻りつつあります。


さて、島津亜矢さんの新曲、西郷隆盛/吉田松陰、歴史上の大人物の一代記を謳っているような内容
で詞も解りやすい。
亜矢姫の唄もノーマルボイスで外連味がなく、自然な唄い方てとても好きですが、特に「西郷隆盛」
に惹かれます。固有名詞を曲名としているなど珍しい歌ですね。
手に入れてさっそく聴いています。

好きな亜矢姫の生歌に関しては9月26日にフェスティバルホールに出かけたのですが、6月の劇場
公演以来ですから、ほんとに久しぶりです。
相変わらずの美声を楽しませてもらいましたが、特に感銘をうけたのはフィナーレの歌として名作歌
謡劇場の中から「お梶」をセミ・ロングバージョンに仕立て直して見事に演じられたのですが、従前
、長く続いた「俵星玄蕃」を完全に払拭していたことでした。
まさに、多芸多才が際立った実演て後顧の憂いなど全くないと感じました。芸人魂が脈々ですね。

唄われた曲目では持ち歌とカバー曲がほぼ半々だったと思いますが、カバー曲の中には全く知らない
歌もあってちょっと戸惑いもありました。
曲目構成では、古い歌でも星野先生関連のものや、北島さんのものや、姫のCDに収録されているも
のを唄って下さるのは大歓迎ですが、言わば流行り廃った他人の歌を唄って下さっても、気持ちが散
漫になって楽しめないと感じました。
特に会場回りのときは、声は聞こえど姿は見えずの状態が結構に長く、こちら立てればあちらが立た
ずですね。ファンサービスとしては仕方ないのでしょうが。

持ち歌の中には、You Tubeで220万回(動画2本計)もアクセスされている「想い出よありがとう
」などを代表として、発売されたアルバムの中には好楽曲が山ほどあります。これらの楽曲を逐次取
り上げて唄って下されば、これほど嬉しいことはありません。こんな感想を持っているのは自分だけ
ではないと思うのですが、だめなんですかね~。その訳、知りたい!!

テレビでは最近大型企画番組が続いて楽しめました。
「新・BS日本のうた」では演歌名人戦と銘打って4人スペシャルがありました。演歌と銘打ちなが
ら亜矢姫さまは洋楽の「マイ・ウェイ」を唄われるという場面もありましたが、演出が亜矢姫の歌芸
を相当に深く知っておられるであろう疋田拓さんでしたし、おまけに構成が放送作家の井上知幸さん
(鶴瓶の家族に乾杯の構成)でしたから特別に見応え聴き応えのある番組に仕上がったのでしょう。

「みだれ髪」では中村さんが地声だけで、亜矢姫はファルセットも使って唄われましたが、それぞれ
に特徴が出ていて趣がちがいました。
特に亜矢姫の場合は地声、裏声、或いはミックスボイスを自在に使い分けて唄われるし、その他ウナ
リ、鈴ころがし、声を瞬時に切って落とす、というワザもお持ちです。そりゃもう高等技オンパレー
ドで、歌に応じて、必要にして必要なものを自在に繰り出して表現される。
例えば、裏声にしても他の方に例があるように高音が出ないからファルセットで逃げるという唄い方
では決して無いから、歌に余裕が出て情感が深くなる。これが姫の特性だと思いますが、如何。

まして、あの美声と声域の広さ、音圧が強くて声量が圧倒的、それに表現力に説得性がある、など特
性中の特性でしょう。まれに見る天才と呼ばれる所以はその辺にあるのだと思います。

そういえば、先日スカパーで再放送のあった丸亀でのキム・ヨンジャさんとのスペシャルの時も、演
出は疋田拓さんでした。この時も大いに楽しめました。

「BS TBS」での3回に亘る特集も楽しめました。TBSのスタッフさんにどのような意図が
あったのかは解らないけれど、姫が唄われたのはほとんどカバー曲ばかり。
カバー曲を嫌うわけではないが、亜矢姫さまの真骨頂は持ち歌に圧倒的に多いから、次回があるとす
れば熱い芸がほとばしる企画演出を願いたい。

むかし、こんなことを書きました。
http://kinsyuu3.blog100.fc2.com/blog-entry-248.html

最近のオーディオ

台風9号の進路に当る皆さま、被害やお怪我の無いようにお祈りいたしております。

年に数回は列車の旅をすのですが、いつもそのお供に持ち出すのが携帯音楽プレーヤー。
家でこれを使って音楽を聴くことは殆んどないのですが、旅行には必携です。最近は画期的な新製品が
でてきて興味心が刺激されるのですが、いまいち、購入したいという意欲が湧いてこない。
裏返して言えばケチになってセーブする心がつよくなり、もともと無い智が少し回るようになったとい
うのが本当のところかも知れない。

昔は新しい物好きで宣伝広告に煽られて割と衝動買いもしたように思うのですが、定年をとっくに過ぎ
てしまえば月々の小遣いも限られてくるし、せびってばかりいれば小言を喰らうのが落ちだから、あれも
これもと欲張りはしないようにと自制を心掛けざるを得ません。
この頃のはやり言葉は、ハイレゾがどうの、いやDSDがどうの、USB DACがどうの、ネット配信が
どうのとあれやこれやの情報が飛び交っていますから、興味の範囲で多少のことは知識を得たりしてい
ます。

そんな中で新製品の携帯音楽プレーヤーではハイレゾ音源のデーターをメモリーに取り込んで再生出来
るのは勿論、MP3などの圧縮音源でもデジタル処理でハイレゾに近づけて再生が出来ますと謳っている
ものまである。

そもそもハイレゾ音源はCDスペックの数倍から数十倍以上の情報量をもつと言われるから出てくる音も
相当に品位が高いらしく愛好者もかなり多いと思われます。
ただね~、現在ディスクで売り出されていて簡単に買えるものはSACDしかないから、ダウンロードで
買ってHDDに取り込むなどという作業は、自分みたいなパソコン不得手な者にはあまり向いていないから
敬遠と決め込んでいます。
仮にHDDに取り込んだとしても、万が一のためにバックアップじゃ、何じゃと、煩わしさが付きまとう
から、どの道気が進まない。SACDの場合は再生機器さえあればこれはこれで楽しめますからね。

その他USB DACもPCにため込んだ音楽を専用ドライバーを使って再生できるが、これまた何かの
不具合でPC上のプレーヤーのDeviceが消えて無くなってしまうなど、回復には一手間かかってしまって
煩わしい。

そんな中で最近見つけて手に入れたのが、HDDオーディオプレーヤーなるもの。
筐体のなかに500ギガバイトのHDDを備えておりCD400枚以上がフルスペックで取り込む事が
出来る。
おまけに、アンプまで内臓しているからスピーカーを接続すればすぐに、かなり良質の音楽が聴けて
楽ちんこの上なし。
LAN端子もあるから外付けのDVD(BDR)ドライブでCDをリッピングすればジャケット情報や曲目
情報まで取り込んでくれる。
ディスプレイを見ながら選曲すれば家庭内ジュークボックス(ちょっと古いか)の出来上がり。
取り込みはWAVかFLACが指定できるからWAVのスペックであればディスクCDと全く同じ。さらに
再生時にはデジタル処理でハイレゾにアップコンバートできる機能があるというが、そこのところは
あまり期待しない方がよいかも知れない。

PCに入れてあるMP3などの圧縮物は曲の探し物をするときに便利だからこのままにしておく事に
して、早速CDのリッピングに取り掛かっています。先ずは島津亜矢さんを入れなければ事が進まない。

「SIGER」「SINGER2」「SINGER3」といれて「彩ーAYA」「鏡花水月」と名盤
2枚を入れる。
続いて「BS日本のうた」シリーズⅠ~Ⅷ、
「温故知新」カラオケ人気曲(清水港)が入ったのはこのアルバムが最初だと思う。
「島津亜矢不朽の名作集~星の哲郎・艶歌・縁歌・援歌」~星野先生のナレーションがはいっている。
「亜矢・美空ひばりを唄う」~残侠子守唄、裏町酒場などひばりさんではあまり聴きなれない歌を収録。
「亜矢・三波春夫を唄う」~赤垣源蔵、俵星玄蕃はお馴染だが、出色は桃中軒雲右ヱ門、
出世佐渡情話、この声 この歌唱何とも言えずに酔わされる。
「名調子!島津亜矢セリフ入り股旅演歌名曲集」~今は亡き野本高平さんのセリフ構成が情味圧巻
で世に出ている股旅ものの中での最高傑作ではないかと思える。

手許にはまだまだあるが、取り敢えず以上を済ませた。さて、これからどう取り掛かりましょうか。
コンサートなどなかなか行けない身にすればこんなことでもしているのが慰みなのですね~。

くだらない雑話、お目通し頂きありがとうございました。

新歌舞伎座・島津亜矢公演を観劇してきました。

出向いたのは6月6日、晴れの良い日でした。
「お紋の風」のこと
又三郎がお紋に馴れて親しくなったのは、お紋が板前に鯊(はぜ)のあらいと注文を通したのに黒鯛
を俎板に乗せていたので、鯊も分からないのは、あんまりだと吹き出し笑いをしてからのことだ。
お紋にしてみれば、あんな見てくれの悪い鯊を黒鯛と間違えるなんて板さんもどうかしていると思っ
て可笑しくて仕方なかったのだろう。
板前が鯊と黒鯛を間違える訳はない・・・特に鯊のあらいは絶品だから今日無いのは惜しいが、黒鯛
しか無いのであればそれも仕方ない。又三郎はそう思って気にも留めない。

しかし、又三郎はお紋のこんな無邪気な心根と仕草がとても印象に残って可愛いかったのだ。これが
そもそものなれ初めだった。

料理茶屋の蔦萬は両国橋西側袂の広小路を少し南へ下がった米沢町にある。古地図にはこの地名がち
ゃんと記載されているから山本周五郎さんの小説ではこの界隈をプロットしている。
両国橋を渡って突き当りが元町、少し右へ折れて堅川縁を東に行くと一ノ橋、二の橋、三の橋(三つ
目橋)とあって、この三つ目橋を渡ってすぐ川沿いに徳衛門町がある。お紋と藤七爺さんが住む長屋
はこの徳衛門町にある。
又三郎の屋敷は二の橋の辺りだからお紋と藤七爺さんの長屋へ行くにはそんなに遠くなかった訳だ。

「お紋の風」は山本周五郎が江戸下町を舞台に市井の人々の人情を描いた小説「野分」が原作である
ことを六車さんがプログラムの一頁に書いておられる。
脚本・演出は六車俊治さんによるから、この舞台公演は本邦初演ということになる。記憶に残る歴史
的公演と言って良いかもしれない。
観劇する人々はこの歴史的一齣に立ち会って舞台に引き込まれて始終を見守る訳だが、お紋をとりま
く人々の人情が篤く演じられていて心も和む。そして最後はとてもとても深い人情の機微にふれて、
熱い涙を流さずにはいられなくなる。
島津亜矢さんを中心に、彼女を支える役者さん達の布陣も豪華だし皆さんの名演も見ごたえがある。
ひとつだけ欲を言わせてもらえれば、前半の運びがややもっさりしている感じで、この先どう展開さ
せるのかと、心配とじれったさを感じさせるところもあったが、これは個人の感想で、最後を観れば
こんなこと杞憂に過ぎなかったことに気が付く。

それでもね、茶屋の場面などでは外から新内流しの声でも遠く聞こえてくれば、江戸情緒をもっと感
じられたかもな~と、素人ながらに思ったりしている。
とにかく観て良かったと思えるお芝居だから、これから劇場に足を運ばれる方はどうぞお楽しみに。


コンサート「劇場版スペシャル」のこと・・・
歌われる曲目は有料プログラムにしか掲載がありませんので、購入されると役に立ちます。

開演早々に唄われる2曲、「帰らんちゃよか」と「感謝状~母へのメッセージ」
改めて聴かせてもらう名曲ですが、しみじみと心に沁みてきます。やっぱり、やっぱりです。
この後に「風雪ながれ旅」も唄われます。

以下は亜矢姫が今回唄われるカバー曲の数々
「星に願いを」~ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌で世界中の人に知られている歌。映画は見て
 いないが歌は昔聞いたことがあります。
 ♪星に願いをかけるなら 君がどんな人なんて関係ない 心から願う事は 叶うんだよ・・と歌う
 亜矢姫の美しい歌声をどうぞ・・・

「チキ・チキ・バン・バン」~1968年製作のイギリスのファンタジー・ミュージカルの中で歌わ
 れた。チキ・チキ・バン・バンは作中に登場する車両の名前だという。この車、空を飛ぶそうな。
 亜矢姫は乗りよく楽しく歌います。・・・

「オー・マイ・パパ」~1953年に出したエディー・フィッシャーのミリオンヒット曲
 日本では昭和29年、井田誠一が訳詞し雪村いずみが歌った。
 亜矢姫の歌声でどうぞ・・・

「セ・シ・ボン」~セ‐シ‐ボン(フランス語 C'est si bon.)意味:とても素敵。素晴らしい。
 C'est si bonは、イヴ・モンタンのヒット曲として知られている。
 最初にフランスで発表されたときには余り流行らなかったのを、ルイ・アームスト ロングが英語
 で歌ってから注目された。それをイヴ・モンタンが フランス語で改めて歌うようになり、彼の代
 表曲として爆発的にヒットした。
 亜矢姫のこの歌~余興もあって、観て聴いて楽しめる歌になっています。お楽しみに!!

「黄昏のビギン」~1959年発売の水原ひろしのシングル。
 永六輔と中村八大の共同作詞であり、中村八大が作曲している。永六輔は自身のラジオ番組でこの
 曲が自分の曲の中で一番好きなことと、作詞は全部中村八大がしたことを暴露している。(Wiki)
 この曲はアルバム「Singer3」に収録されていますからファンの方はお馴染ですね。

「Saiving All My Love For You」~このジャズ風のバラードは、既婚者の男性との不倫を歌って
 いて、すべての愛をその男性に捧げる内容である。
 1978年にマリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・Jrのマイナーヒットである。ホイットニー・
 ヒューストンのカバーが有名(Wiki) これも「Singer3」に収録されています。

 以上のカバー曲以外は持ち歌です。

今回は懇意にして頂いている亜矢友さんの特別なお計らいで、図らずもめったに座ることの出来ない
席で観劇させて頂くことになり感激もひとしおでした。よく見えて、良く聞こえて、高齢者には誠に
もって絶好のお席を有り難うございました。そして同伴者には姫さまから染め手拭いを放って頂くや
ら忘れ難い観劇の一日になりました。

あと、こうだったらもっと良かったのにと、思えたことを少しだけ書かせてもらいます。
◎洋楽が終わって名作歌謡「お梶」に変わるまでの幕間に男女の役者さんによって「曽根崎心中」が
 踊られるのですが、何故亜矢姫の「お初」を用いなかったのか、素朴な疑問が残りました。
◎「お梶」では大道具を使ってのミニ版名作歌謡劇場になっていましたが、セリフもかなり増やされ
 ていて大長編になっていました。相当なご苦労をされたのではないかと推察しています。
 ただ、「この黒髪をぷっつりきって冥途の旅へ・・」のところで鬘なしでの演技では如何にも違和
 感が残りました。暑さの中、無理強いしてはいけませんが、天下の島津亜矢さまの公演ですから、
 やっぱり重厚感は欲しいと思いました。
以上、好き勝手な言い草ですから、お気に召さない向きの方はどうかご勘弁を願います。

荒尾の名演 BS日本のうた再放送

やっぱり島津亜矢さんの唄芸は視る者を虜にしてしまいますね。我をも忘れさすほどの名人芸だとつ
くづく感じさせられました。
2002年5月11日に放送された熊本県荒尾市にて収録の「BS日本のうた」の再放送(スカパー
銀河)があったので視聴しましたが、瞬きも忘れさせる程のパフォーマンスは正に圧倒的で異能の歌
姫だとの思いを新たにしました。

初回放送時、録画もしてDVDにバックアップもしたのですが録画機が不調となり何れも再視聴不能
になっていたので、今回の再放送はもの凄く嬉しかった。
特に今はスカパー銀河もハイビジョン放送になっているので、この点も楽しみが増えましたね。
当時は確かBS2での放送で画質もあまり良くなかったような記憶があるのですが、今回のは通常の
HD映像より多少落ちるかなというぐらいの画質でしたが、それでも放送自体がHVだから見始めて
しまえば十分に美しくて期待通りでした。
当時私は、何も知らず偶然に視聴しましたから視聴後の印象で凄い歌い手さんがいるものだと新鮮な
驚きを覚えたのを思い出しますが、この放送から島津亜矢という名前が脳裏に深く刻まれました。

そう言えば、当時の小泉総理もこの番組を視ておられて凄い歌手だと言われたとかいう話も後で伝え
聞きましたが、小泉さんでなくてもこのパフォーマンスを見せつけられたら、誰でもがそう感じたに
違いありません。そういう意味で、知る人ぞ知る世界で積み上げた至芸はこの放送を契機に広く世間
に知られることになったと思われるのですが、それでもまだまだ世間は広いから知名度において直ぐ
には人口に膾炙するとまでは行かなかったように思われます。

この時のワンマンショーでの歌唱曲は [都会の雀] [演歌桜] [波] [俵星玄蕃] [ひばりの佐渡情話]
[夜桜挽花] [おさん] でしたが、特に名作歌謡劇場から台詞の入る [おさん]を入れ、三波さんの歌
謡浪曲 [俵星玄蕃] を入れるなどパフォーマンス性から言って圧倒的な構成でした。
この若さで、この唄いっぷり、この台詞回し、この歌唱と演技、どれをとっても質が高いと思わせる
ものばかりでしたから、我をも忘れさすほどの名人芸だと感じたのは必然でした。

ちなみに、この時共演された歌手の方は、ペギー葉山、大月みやこ、松村和子、松原のぶえ、香田晋
五代夏子、藤原浩、城之内早苗、門倉有希、石原詢子、嶋三喜夫、氷川きよし、の皆さんでしたが、
メインのパフォーマーが特別の人だと視る方も気合が入るのか共演の歌い手さんの歌にも身が入る。
司会は宮本アナウンサー、構成演出は後の呉での[瞼の母]を演出された福家菊雄さんでしたから、コ
ンビとしては申し分ない方々でした。
しかし、亜矢さんの一気に7曲もの圧倒的パフォーマンスを目にされた同業歌手の方々の心境たるや
如何だったでしょうか、少なくとも演歌歌謡曲の未来に明るい光を見たのは間違いの無いところだと
思います。もう一つの面から言えば、亜矢姫のゆるぎない実力を世に問い、頭角を顕著に現すきっか
けになったことも間違いの無いところだと思います。まさに歴史に1ページを刻んだ記念碑的番組だ
ったと思うのです。

スカパー銀河では、繰り返しの放送もあるようですから未だ視ておられない方は時々番組表でチェッ
クされては如何でしょうか。(BS日本のうた#24)


28日は歌謡コンサートを視聴しました。
[海鳴りの詩]を唄われましたが、やっぱりハギレが良くて言葉がはっきりしていて気持ちが良い。
亜矢姫は世間で歌が上手いと評されるが、歌に対する向き合い方が真摯で手抜きが無いことも大きな
特徴だと思います。歌唱テクニックはそれと思わせないようにごく自然使い分けられるように思うが
、例えばこの歌でも1番、3番とも最後にヤンサエーを繰り返すが3番の3回目のヤンサエーの終わ
りは息を絞らずに一気にピシャリと切り落としておられる。
専門的なことは分からないが、他の方ではあまり例をみないテクニックに思える。カラオケでいうフ
ォールとも違うのですねェ~。さて、何と言うのでしょうか、他にもテクニックがいっぱいあるので
しょうねェ。それが、人には見えない、見せないところがプロ中のプロだと言われる所以かも知れま
せん。

ところで、歌い手さんによっては時に本来の歌より違った「歌いまわし」をすることがあります。
妙におどけて歌って聴かせたり、歌い出しのタイミングをずらしたり、音の伸ばし方を変えたり、雰
囲気を変えたりして、いわゆる本来の歌を「くずして」別の味付けで唄われる場面を時々見かけます
が、こんな唄い方を専門語では「フェイク」(本来の意味は「ニセモノ」)と言うらしい。 歌の場
合はテクニックのひとつだとされているらしいのですが、私の場合、聴きづらくなることが多いし、
好きでは無いので殆んど敬遠します。
昔で言えば、ひばりさんがこういう唄い方をされる事が時々有りましたが、歌を小馬鹿して唄うと感
じられて、当時からあまり好きではありませんでした。

やはり、歌は正統派が一番ですよね。島津亜矢さんのように!!

テレビ桟敷での雑感

先週は島津亜矢さんがテレビやラジオに立て続けご出演されたので、録画、録音も念には念を入れて
の用意周到振り、普段に増して気分も高揚してとても良い一週間が過ごせました。

お芝居好きの方の中には見巧者と言われる方がおられると聞きますが、歌の方でも聞き巧者と言われ
る方がおられるかも知れません。もっとも、この場合は話の聞き上手のことを言うから意味合いがち
ょっと違ってくる。さしずめ、ここでは歌の聞き上手とでもしておきましょう。
こういう聞き上手な方は、亜矢姫ファンの中には大勢おられるのですが、私の身近な処で先ず思い浮
ぶのは掲示板『亜矢姫』談話室のオーナーご夫妻さまです。そりゃもう微細にわたりお詳しい。

これから書くのは聞き上手とは言えない“ふうてんの猫”が勝手気儘に書いて参りますので、読んで
下さる中にはお気に召さない点や間違いを指摘される部分が出てくるかも知れません。そこは下手の
勝手気儘としてお目溢し頂きたくよろしくお願いいたします。

先ずは、23日の歌謡コンサート「ひばりを歌い継ぐ」。
ここでは亜矢姫さまは「柔」でした。この番組では「柔」は亜矢姫が定番と言える程にもう何回も唄
われておられるから、しっかりと亜矢節の「柔」になっていると感じました。
前回と比べて今年は特にダイナミック度が増していた感じで、男の意気を見事に表現されていたと思
います。♪負けてもともと♪の頭のところで太い濁声のビブラート?で表現されるあたりは、他の方
ではあまり無いような聴かせどころに思えますが、亜矢姫の場合は歌に応じて多様に変化させる技を
お持ちだからこうなるのですね~。

ところで、ファルセットの事で由紀さんがひばりさんを比喩して、「低音、中間音、高音を同じ強さ
の高さで歌える方は他にはいらっしゃらない」と話され、五木さんも相槌を打っておられたが、これ
はちょっと言い過ぎではないですか、自分の知る限りと注釈をつけるならいざ知らず、このように言
い切ってしまっては、ちょっとドーダカナ~と疑問符がついてしまう。
まして、こういう言い方は自身を含め他の方をも貶めている言い方で、現役の歌い手の方々に失礼で
はなかったろうかと思えるし、ひばりさんを深く知らない若い方にとっては、フ~ンそうなのと思わ
れた方も居たに違いない。
話を出される時は他の方の歌を全て聞き知ってから言ってもらった方が納得が得られると思うから、
もし次の機会があれば、そのように願いたい。

亜矢姫がカバーする「哀愁波止場」はファルセットを見事に使って情感たっぷりに唄いきっておられ
るから、まず聴いてもらいたいものだ。You Tube ですぐに聴けますから。
「ひばりを歌い継ぐのは島津亜矢だ」と断言された中村メイコさんは「津軽のふるさと」では感涙さ
れていましたから、この言葉には十分に納得性がありました。ちなみに、この歌ではファルセットは
使っておられない。
ファルセットを使うのは歌によりけりで、ぴったり合えば情感が増すから特に女性歌手にとっては必
須の技でしょう。取り立てて話されるのは解るのですが・・。

また、今回の歌謡コンサートでは八代さんと五木さんが「愛燦々と」をコラボされて、前半では八代
さんのキーで五木さんが、後半では五木さんのキーで八代さんが唄われていましたがお二人とも相手
のキーで唄うときは声が消え入るようで苦しそうに聞こえましたが、それ程に他人のキーで唄うとい
うのは難しい事なのだと実感出来ました。
それでもね~、歌謡界では年功者を敬い立てるという不文律があるようでだから、今回の歌コンもそ
の例にもれず、「悲しい酒」と「川の流れのように」という名曲中の名曲はこのお二人に割り振られ
ていた。歌い終わって‘どや顔’されても、なんだかな~と複雑だ。(亜矢姫に唄わせろってんだ、
それが駄目なら「お島千太郎」だ!!・・・・・これは内緒)
実社会では年寄はだんだん引いていくものだが、この世界ではこの例に倣わないのが不思議なところ
ですね~。まあ、年寄を敬うのは秩序が立っていて良い事ではあると思うが・・・

まあ、今回の歌コンもいろいろと楽しめたから、この辺でおいとこ~っと。

27日にスカパーで昔の歌謡コンサートが放送されました。副題は「真夏の名人戦」
初回放送は平成14年夏のことで、13年前になりますがこの時すでに亜矢姫が出演されておられま
す。他のご出演は森進一、和田アキ子、小金沢昇司の皆さん。司会は現在朝のニュースでお馴染の
阿部アナウンサー。時間は55分もあって公平に4人が3曲づつ。それぞれ聴きごたえ十分でした。
亜矢姫の歌唱は「波」「大利根無情」「夜桜挽歌」。
7月4日にスカパー歌謡ポップスチャンネルで再放送があります。

24日はラジオで「ごきげん歌に乾杯」の放送がありました。
北島三郎さんが「俺のキーで亜矢が歌うんだ」話されて、「風雪ながれ旅」と「川」をお二人で唄わ
れましたが、成る程、亜矢姫は北島さんの1オクターブ上を唄われましたね~。
北島さんは男性では比較的音域が高い方だと思うのですが、亜矢姫は移調なしでオクターブ上を唄う
のですから、凄いものです。姫は吉幾三さんとのコラボでも吉さんのキーで唄われますねえ、これが
また惚れ惚れする程に、とてつもなく美しくて感動する(かあさんへ)。

28日の「新・BS日本のうた」も楽しみにテレビ桟敷で視聴。劇場公演では桟敷席など上がれない
のですが、その点テレビはちょい脇で見れます。特等席は誰って、そりゃあ~ま~言わずと知れたあ
の方ですニャン。
「姿三四郎」袴姿も良かったし歌も勿論良かった。しかし、この歌知りませんでした。
NHKの構成作家さん、色々と昔の歌を引っ張り出してきますから余程勉強されておられるのでしょ
う、いやはや感心します。

「独楽」これも良かったね~。聴けば頭にカッと血が上るほどに熱くなる名歌唱でしたね~。
「縁」でお馴染の作曲家、水森英夫さんがチップイン歌謡曲というラジオ番組を持っておられます。
カラオケ愛好者はかなり聴かれていると思いますが、少し前、この番組で「独楽」を紹介の時、
「素人さんがこの歌を唄うときは島津亜矢の真似をしようとは思わないで下さい」
「島津亜矢のようには絶対歌えませんから、自分流で唄ってもらえばいいです」そんな話をされてい
たのを思い出します。

亜矢姫の歌はやっぱり聴かせてもらう歌なのですね~。そうでなけりゃ、コンサートホールが満杯に
なる訳ないですもんね。今日の「さっぽろニトリ文化ホール」も、きっと満員になることでしょう。
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    Author:ふうてんの猫
    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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