『Singer2』を聴く

ここのところ『Singer2』に嵌まってしまって毎日聴いている。
とにかく全部の曲が聴いていてとても気持ちがよくて、ゆったりした気分で幸せな時間を過ごすことができ
るのである。
例えて言えば、海の見える高台の総ガラス張りの広い部屋からまったりした景色を見やりながら、このアル
バムを流し聴く、そんな雰囲気に浸りたいと夢見ることもあるが、そのような世界は自分の現実からは程遠
いからこれは夢のまた夢なのだが、なんの、このCDの効用はまだまだあって目さえ瞑って思いをめぐらせ
ば、どんな世界にだって浸ることができる。とにかく、亜矢姫の声は優しくて美しいのである。

人の声はどんな楽器にも勝るという話を聞くが、コラボして気持ちよく聴けるのはやはり双方の力量があっ
て初めて成り立つものではないかと思う。ツイッターで FTJS!(ジャムセッション講座)を主宰しておられ
る方が書いておられるが、「いいボーカリストになればなるほど、いい意味でカラオケ感覚から抜けて表現
に重点を置き始めるので、やはり歌詞は血肉になるまで暗記しないといい歌は歌えない!と、本能的に気付
いていきます」と。
そして、「でも、一部の天才的な記憶力を持った人でない限り、なかなか歌詞は覚えられない!
(余談ですが、台本を覚える役者の人たちも同じ苦労を抱えているらしい)そこで、苦労して覚えていくわけ
ですが、その結果、ある曲の歌詞が体に完全に入った時に自然と2つの表現力を手に入れています!」

1 歌詞自体の持つリズム感を感覚で掴んでいる!
2 歌詞の持つ世界観の中に一瞬で入り込める!  と、facebookに書いておられる。     
http://on.fb.me/18orQZl

こんな話から思い出すのは亜矢姫の幼少のころのエピソード。原曲は2回しか聞かせず、歌詞は15分で覚
えることを徹底させられ「覚えられないとトイレに閉じ込められたこともあった」という。お母さんはこれ
を3歳頃からずっとやっていたという。・・(むぞらしか、より)
こんな話からは、姫は天才の素地を幼少のころから植えつけられていたと言えるのでしょうが、このお母さ
んは我が娘の資質も当然に見抜いておられての過酷な訓導だったのでしょうから、プロデューサーとしても
超一級だ。

素人がカラオケでスローな曲を上手に唄うことはとても難しいことだと思っているが、このアルバム収録曲
でも「一本の鉛筆」「酒と泪と男と女」「案山子」「わかって下さい」などは詞も重要な意味をもっていて
解釈や表現が違ってしまうと、また別な歌になってしまうのではないかと思えるのだが、亜矢姫はものの見
事にその詞の世界を表現し、唄い切っていると感じる。

とくに、「一本の鉛筆」などは、オリジナル歌手の唄い方に個性がありすぎて好きでなく、それほど深く味
わったことなど無かったせいか、この曲がこれほど良い歌だと思っていなかった。それだけに、亜矢姫のは
余計に身に沁みてきて感動的ですらある。
「わかって下さい」もピアノとのコンビネーションが素晴らしくて、まさしく天才と天才とのぶつかり合い
が曲の表情をもかもし出していて、とても素晴らしいと感じる。
ピアノが時にメロディーも分からない程に淡々として響き、歌声が切なくむせび泣く、抑えた感情の表現が
優しくて瑞々しくて震えるように聞こえる。ひょっとして、亜矢姫は眸に涙を溜めて唄っておられるのかし
らと思えるほどだ。

他の、リズミカルな歌やバラード調の歌も驚嘆させるほどに説得力のある唄い方だから、こんなアルバムは
亜矢姫しか出せないのではないかと素人ながらに思うが、同録に参加したミュージシャンも、さぞかし感動
的で満足のいく演奏が出来たのではないだろうかと想像される。終わった後の感動の様子を見てみたいぐら
いだ。また、再共演も期待される。

先程の歌詞を覚える話に戻して収録曲全体を通して考えれば、 FTJS!(ジャムセッション講座)主宰者が話
される理想のボーカリストの中の一人がが亜矢姫に他ならないと思う。すなわち、天才なのである。
今回は同時録音した曲が何曲あったのかは分からないが、聴く限りにおいては「マイ・ウェイ」は薄いベー
ル越しに聴こえる感じがするから以前の音源を使用したのではないかと思える。その他は、歌声伴奏共に生
々しい音で聴こえるから、同録は残りの全てだと自分のなかでは合点して聴いている。音質も特別に良い。

今回も、アルバム製作に参加されているレコーディングエンジニアの田村行市さんが、いま歌謡界で同時録
音できる歌手は島津亜矢さんぐらいしかいないのだと、新歌舞伎座公演のDVDのなかで話しておられるが
、あれだけ乗り良く、優しく、美しく、強弱はおろか言葉の情感も込めて、聴く者を驚嘆させる歌唱は譜面
を読みながらの同時録音なんて出来るはずもないと思えるし、まして英語で唄う曲も含めての十数曲となる
と完全に田村さんの言葉に行きついてしまう。一、二曲?なら最近の天〇さんの例もあるが、この場合は比
較の対象にできない。

ところで、今回のアルバム制作に関わったミュージシャンの方で歌詞カードにお名前のある方を少しググッ
てみると、見砂和照氏はDr奏者で東京キューバンボーイズの二代目リーダーである。
 http://bit.ly/1eGp6wM  
このバンドには亜矢スペシャルバンドのマスター、貫田重雄さんも過去に参加されていたようだ。
こんな関係からもこのバンドとのご縁は深いのかも知れない。

仲間バンド『M.Project』 or『 M.M.G 』ではミッチー長岡(長岡道夫Bass)大久保あきら(Guitar)
見砂和照(Drums)田代修二(Keyboard)等の方々が演奏活動をされているようだから、まさしくお仲間
バンドメンバーの方々が今回のバック演奏の中心となられたのだと思うが、その他著名なミュージシャンも
参加されている。
ピアノの吉田弥生さんを繋いだのはどなたなのかという点にも興味があるが、レコード会社の方もアンテナ
を方々に張り巡らせて情報収集されているのだという事が解るし、接点もあるのだと思う。この役目A&R
と称される方がなさるのかしら?
 
この頃は、人気グループのバック演奏でも電子楽器を使って一人の人間が作り出してしまうケースもあるよ
うだから、『Singer2』のようにミュージシャンが奏でるアコースティック楽器を多数使い、レコーディ
ングスタジオも多数使用する同時録音などというのは最もお金の掛かる貴重なものだと言えるのではないだ
ろうか。それだけに、全ての面で期待される特別の人だけにしか与えられない気合の入った企画だと思う。

あれこれ思いを巡らせば興味は尽きないが、企画を含めて携わった全ての方々に拍手を送りたい。
そして、多くの方々に聴いてもらいたい。なにせ、亜矢姫が天才ぶりをまさしく発揮している優秀同時録音
盤なのだから、感動されるは間違いない。

カラオケ発表会雑話

いよいよ9月となり、亜矢姫さまも活動を開始されました。
ネット情報を垣間見ますとすこぶる元気のご様子ですから、関係者およびファンの方もほっと安堵の胸を撫
で下ろされた方も多かったのではないでしょうか。先ずは楽しみを先に残してワクワク感いっぱいの方が多
数いらっしゃる、そんな様子が目に浮かびます。

さて、コンサート参加の楽しみといえば、あの素晴らしい歌声を聴けるからというのを第一にしても、今度
はどんな新しい歌を聴かせてもらえるかしら、という期待感も大いにあると思います。
例えば、最後に唄われる歌謡浪曲、「俵星玄蕃」もいいけれど、同様に圧倒的な歌唱の「赤垣源蔵」「決闘
高田の馬場」「立花左近」「紀伊国屋文左衛門」などもあるのに、封印して解かないのは何故、もっと色々
聴かせて欲しいと願っているのは私だけではないと思います。

いや、まだある。姫さまにとって代名詞的な名作歌謡劇場シリーズ、コンサートではほとんど一曲しか唄わ
ない場合が多いと思いますが、将来、文化庁の芸術選奨等公的な栄誉を受けることを目指すとすれば芸術性
もすこぶる高いこのシリーズ物がもっとも有力となるのでしょうから、もう少し力を入れて頂きたい。
姫さまの歌唱力と村沢先生の力があってのこのシリーズだと思いますし、それぞれの歌の訴求力もとても強
いものがあると思いますから、尚更です。
先生共々の喜びが訪れることになればファンもこの上ない喜びとなるでしょう。
もちろん、テイチクさんもこれの大全集はまだ出していませんが、姫の30周年に向けて、目指す方向を見
定めて準備してもらいたいと願っていますが、この願いはきっと叶うに違いありません。

新歌舞伎座公演のDVDを見ました。
劇場での雰囲気がありありで楽しめましたが、ただ、股旅演歌で紋付き袴姿はやっぱり違和感がありますね
~。本格的な股旅装束でなくてもせめて、もう少し工夫があっても良かったと思えます。
例えばBS・呉で演じた時の、あの忠太郎の着流し姿がもの凄く様になっていたと思います。やっぱり、演
出の力でしょうかね~。私に、とっては「梅川」の演出もあった御園座公演がとても印象深く心に残ってい
ますが、あそこの演出家の方がより深く亜矢姫のことを理解していたと思えます。まあ、今回は二コラがあ
ったから帳消しですかね。

9月発売のニューアルバムが楽しみです。ファンという者はかくも欲が深い。


むかし、こんなことを書きました・・・・・

長兵衛様、ふんこがすぞ様、皆様こんにちわ。
先の日曜日に行われた‘華’殿が参加するカラオケ教室発表会には、当サイトのオーナーご夫妻様がお忙し
い中をそろって応援にかけつけて下さり、メジャー全国版のあの激励のお声掛けを頂きましたこと、身に余
る光栄と‘華’殿もいたく恐縮しております。誠に有り難うございました。
本来ならば、本人が直接お礼申し上げるべきところですが、何のご挨拶もままならない様子でございます。
斯く言う私奴も決して筆まめとは申せませんが、成り代わりましてお礼旁その様子の一端なりを下手な文章
にまかせてご披露させていただきたいと・・・あれ~、何か柄にもなくカッコつけてしまって仰々しくなっ
てしまったか・・・この先はいつもの調子に戻らせてもらって緩る緩ると書かせて貰おうっとサ、もし失礼
の段があればどうかお許しを。

なにせ亜矢姫様には直接的には関わりの無いことばかりでので、お読み下さる皆様にとりましては、はなは
だ興味の湧かないことではございましょうが、ここは‘ふんこがすぞ様’がご紹介下すったことでもありま
すし、何か面映ゆい気もしますが諸々のことなど、少し書かせてもらおうと思います。
今回‘華’殿が挑戦したのは「瞼の母」でございました。
実は昨年が「お梅」でしたので、今年は男歌にしようと思案していたらしいのですが、一気に心が決まった
のは‘ひめぎんホール’で思いがけず聴かせてもらった、あの感無類な生唄でございました。そりゃあね~
誰しもが感激に浸りきったあの熱唱でしたから、きっと心に張りついて離れなかったのでしょうね~、あと
は心の赴くままに従うしかない。もう、絶対「瞼の母」に挑戦だ!!ってね。

それから後は練習に明け暮れるのでしたが、カラオケ喫茶はあちらこちら、カラオケボックスにも行く、そ
れはもう熱心なもので御座いましたが、挙げ句は誘われるままに同好の方がたむろする自家ルームにまでも
出かける始末。
そこで披露させてもらったら、即座に批評が返ってきて「ミッチャンは泣き節だからね」と、きたもんだ。
思わず私奴も横から口を出して、この人のは違うんですよ言ってやったが、心の中では「何言ってんだ、こ
ちとら亜矢節なんでぇ、人前じゃ泣いたりしねぇ男節なんだよ」と叫んだがこれは声に出さない。
ただ、残念なのはカラオケDAMでは亜矢姫版は無いので、あるもので間に合わさないといけないから、誤
解されてもこれは仕方がない。

そこで、今回の本番では、司会者に「大好きな島津亜矢さんの歌に挑戦させてもらいます」と、しっかりダ
メを押させたんだ。これで、間違いはねぇ、もちろんカラオケテープは亜矢姫バージョン。姿は呉での亜矢
姫バージョンに似せて色違いではあるが小袖の着物、頭はウィッグで恰好つけて、いやはや研究熱心は立派
なもんだ。歌声は本来細い声ながらキーをいじらずに唄えたのだが、十日ほど前からの風邪ひきで、低い声
を出すのが精一杯で急遽一つ下げて唄ったのだが、これが多少のドスが効いていて仲間内ではいつもより良
かったとの声を貰ったらしい。これ、怪我の功名?いや、風邪ひきの功名でした。
この歌はこれからも一つ下げて唄うことに決めたらしいが、私に言わせれば、そんなの当たり前で姫様の真
似をしようというのが土台無理な話だ。ザマ~見ろ。

ところで、舞台に出たその時に亜矢姫にしか掛からない有名なあの声で“待ってました”との掛け声を今年
もまた頂いたのだが、なんとも痺れるお声でございました。長兵衛さま本当に有り難うございました。
後で本人に聞いたところ、上がってしまうのかと思えば逆で、返ってストンと落ち着いたのだと言う。
ふ~ん、そんなもんかね~。
これ、不思議の一つだが、プロ中のプロでもこんなことってあるのかも知れない、いや、あるに違いない。
それほどのことだから、姫さまには、これからも“亜矢ちゃ~ん”の掛け声でよろしくですね~。傍に対し
ても熱い思いが誇示できて恰好がいいし、亜矢姫様も気分がぐっと良くなるだろうしね~。

今年のカラオケ発表会では亜矢姫の歌を唄った人が五十数人中三人もいたのですが、こんなことは初めての
ことでした。一人は「恋慕海峡」後一人は「お光」でしたが、残念なのは元歌が誰なのかの紹介がなかった
ことと、プログラムにもそれが記されていなかったこと。これはちょっと、手抜かりだ。
来年からはコメントの下書きするときにレクチャーしなければ駄目だよ、と‘華’殿に苦情を言っておいた
が、歌う人がもっと増えてくれると嬉しいですね。
それでもね~、講師の先生は「恋慕海峡」を個人レッスンする時に、こんな良い歌を教室で皆に何故教えな
かったのかしらと悔やんでいたそうだが、私に言わせれば、亜矢姫の歌は難しいとの先入観がありすぎじゃ
ないのですかと、これまた声に出さない独り言。難しいは難しいでしょうが遣り甲斐もあるってもんでしょ
う、先生!!

ああ、それと「お光」はトリでしたよ、歌唱はまずまずと感じましたが、この歌、姫様はコンサートで唄わ
れたことあるのかしらと、違う方に思いが飛ぶ。あったか、なかったか、しかとした事が思い浮かばない。
きっと、素人の歌い手は姫様の生唄を聴いてみたいと思っているに違いないですからね~。

最後になりましたがラックスマン様、「ギター仁義」と「地上の星」調整後の歌を聴かせて頂きました。素
晴らしい出来栄えに仕上がっていると感じます。半端なオーディオマニアではいくらイコライザーを使って
もここまでは、なかなかの事だと思います。ご披露頂き有り難うございました。今後ともよろしくお願い致
します。

それでは、この辺で失礼をば致します。有り難うございました。

以上、2012/10/23 『亜矢姫』談話室に投稿
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    Author:ふうてんの猫
    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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