御園座公演を鑑賞して

むかし、こんなことを書きました・・・・・。

亜矢姫さまの4月は超過密な公演日程でした。この後も同様なスケジュールが続きますが早く自分のところ
へ来て欲しいと首を長くして待っておられる方々も多いと思いますから、亜矢姫さまには元気で頑張って貰
わねばなりません。

楽しみにしていた御園座公演もあっという間に終わってしまいましたが、29日には私もここに出向くこと
が出来て、亜矢姫の唄を存分に堪能させていただきました。
また、旧知の亜矢友さんとも久しぶりに交流することが出来、うきうきする楽しい時間を過ごさせていただ
きました。皆さん、そりゃもう“亜矢縛り”にあった方々ばかりなので、気兼ねせずに世間の諸々のこと何
でも言えて痛快でしたね~。皆様、ありがとうございました。

歌唱曲についてはどの曲も素晴らしかったのですが、特に「戦友」は涙を拭われていた方も多く、感動の深
い楽曲となっていましたが、最後にマイクを腕に倒して地声で唄われたことが印象深く、驚きでした。
さらに「地上の星」が圧倒的な声量と歌唱で凄かった。まさに度肝を抜かれるというのはこのことでしょう。
いずれテレビでも唄って頂きたいな~というのが、正直な感想です。

思えば「戦友」も出だしはアカペラで、途中何度か転調があります。私にはこれを正確に数えることなど出
来ませんが、こうした編曲があって亜矢姫の「戦友」がより感動的な曲になっているのでしょう。
この編曲、京さん?或いは池さん?でしょうか、「船頭小唄」のときも序破急を絵に描いたような編曲がか
かっていてとても感動したものですが、このように亜矢姫の声の魅力と歌唱の魅力を存分に引き出すために
音楽家としてのこだわりをもって編曲をされるこの先生方も亜矢姫にとっては恩人の内のお一人でしょう。
千賀さん、星野先生、村沢先生、その他の作詞、作曲の先生方、振り付けの先生、バンドの皆さん、スタッ
フの皆さん、この方々も姫を盛り立てる役回りをして下さる恩人だと思います。それと最高最大の理解者で
あり支援者でもある姫のお母さんがおられる。

コンサートで姫の一つ一つの話し言葉を聞いていると、“今日の今日まで 出逢った人に 返しきれない 
恩がある”と、歌の文句にあるような姫の思いが十分に伝わってきます。
まあ、希代の歌手“亜矢”さんの魅力を引き出して世に送り出してくれる、これらの方々には、聴かせても
らう私たち聴衆からも“感動を有り難う”のお礼を申し上げねばならないのかも知れません。

さて、名作歌謡劇場「お七の恋」
名作歌謡劇場シリーズにおける星野先生の作詞は意外に少なく、「おりょう」と「お七」の二曲だけです。
2004年のリサイタルでこの「お七」が長編名作歌謡劇場「お七の恋」として上演されましたが、今回は
5年ぶりの再演でした。
私が最初にリサイタルを鑑賞したのもこの時でしたから、特に思い出が深い。まして、この時の大阪は台風
と大雨で劇場に着くまでにびしょ濡れ、それでも公演は始まりましたから嬉しかったのですが、行きはよい
よい帰りは怖い、帰りの列車は軒並み運休、ホテルは何処も満室との案内看板が、さも冷たげに立てかけて
ある。
シャッターがピシャリと閉まった駅構内は薄暗く、日頃の人波はうそのよう、さてどうしたものかと思案に
暮れている時に、あら嬉しやな20時40分に一列車だけ運行するという、勇んで乗ったは良いけれど、特
急なのにあら遅し、京都で長らく待たされて湖西周りが、米原へ、我が家に着いたの午前2時、運賃清算し
てくれたけど、ああ~、そんなのに変えられない、思い出と疲れがゴッチャになって、頭くらくらバタンキ
ュー。
こんな具合でしたから、それはもう思い出が深いのです。・・・どうでもいいこと書いてしまいました、ご
免なさい。

ところで、CD版の「お七」では、歌いだしが~吉さま恋しや ホーレヤホー~と、ありますが、このホー
レヤホーとは何?ずーっと疑問が解けませんでした。手許の広辞苑には語句さえ載っていませんから、ネッ
トを捜しまくり。
やっぱりズバリの回答はありませんが、こんなのを見つけました。
例の「山椒大夫」で人買いに売られて佐渡に流れついた安寿と厨子王の母、玉木が、粟をついばみに来る雀
を棒でおいながら、こう歌うのです。「安寿恋しやホーレヤホー、厨子王恋しやホーレヤホー」。
ホーレヤホーとは人を恋うる時に使う、唱え言葉の一つなのかと思い至った訳ですが、状況から判断すれば
それで意味が通じます。
それで、~吉さま恋しや ホーレヤホー~この一節で「お七」の恋物語の全てを言い表してしまう。
つづいて物語りの顛末が連綿と続いていきますが、最後は~お七吉三の・・焦がれ節~と、歌われて最後の
絶叫で終わります。星野先生、さすがに凄いですね~。

もっとも、長編名作歌謡劇場「お七の恋」ではこのホーレヤホーは歌われず、在原業平の詩が読まれます。
・・・とろりとろりと命火燃える・・・と、歌いだし「すべてこの世は夢芝居 降る雪を袖にてはらう乱れ
髪・・いとしき人に逢いたくて 夜更けに灯す命火は 師走間近な吉祥寺 花の大江戸に火をつける そん
な大それたことなど思いもよらぬこと・・」と語られて・・・この辺りまでは“お七”さんもまだ正気。
ところがあれこれのことを思うと、気持ちは焼き焦がれるほどに昂ぶって、・・・「飛んで行きたいあなた
の側へ 恋の闇路をひとすじに 思いつめれば心も乱れ 罪は覚悟の火をつける」・・・ここで“お七”さ
ん狂気になってしまいます。
こうなったら頭の中は真っ白、無機質な木偶人形と化してしまいますね~そこで亜矢さんの“人形ぶり”が
踊られます。
この踊りも良かったですね~、亜矢さんの足の運びなど“糸操り人形”そのままのようで、見ごたえがあり
ましたが、願わくばもうちょっと見たかった。振り付けは花柳糸之先生です。

この“人形ぶり”は江戸安政年間(150年程前)に歌舞伎で小団次という方が演じられたのが最初と言わ
れますが、現代でも「櫓のお七」が演じられる時にこの人形振りをやるのは約束事になっているそうです。
文楽では“人形ぶり”がどのように演じられるのかは知りませんが、とにかく「櫓のお七」は演目にあるよ
うです。とにかく、「お七」ものではこの“人形振り”と“櫓登り”がセットになっていてクライマックス
を迎えるようです。

今年の劇場公演の場合は、終わりの方の演出が少し変更されていましたが、個人的には以前の方が感動が深
かったような気が・・・これは人それぞれですね。

長編名作歌謡劇場は、毎年のリサイタルで新作が演じられますが、旧作も“出し物”として立派に生きてい
ますから、作品もどんどん積みあがっていきます。
思うに、亜矢姫の場合は1人の歌手として捉えても、超スーパーな歌い手さんあることは世間の認めるとこ
ろですが、さらに役者を凌ぐほどのセリフもこなす、また他を圧倒するリズム感もお持ちですから踊りも上
手、あれこれ想像するに、何であんな短時間であのような事が出来るのかしらと不思議に思うこともありま
すね~。とにかく、天性のマルチな才能を持った凄い凄いエンターテイナーだという事に思いが至ります。

今、亜矢姫の名作歌謡劇場シリーズ、長編名作歌謡劇場を思う時、創作意欲に燃えた音楽作家はもちろん盛
り立て役の周囲の方々がいて下さって、姫は新しいジャンルの芸道を確立されたと言えないでしょうか。
この途切れない一本の道、ファンはもう、次は何を演って下さるのかしらと期待に胸を膨らませているので
すから・・・
これから、まだまだ素晴らしいものを唄い演じて下さる。期待されますね~。もちろんテレビ出演も期待し
ます。今でも思い出します、呉でのあの迫真の演技と唄を。

それではこの辺で止めにします。ながながとお付き合い下さり、ありがとうございました。
さあ~私はこれから次に向けて、せっせと小遣い貯めよ~っとね。失礼しました。

以上、2009/5/1 演歌桜・亜矢桜に投稿

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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