「歌路遥かに」に心が動きます

むかし、こんな事を書きました・・・・・。

日頃あまり活動的でない私にとって、せめてもの慰めは亜矢姫のCDやDVDなどを楽しむこととなってい
ます。この度も最新作を入手して楽しんでおりますが、「歌路遥かに」が如何にも小椋さんの作品らしく、
昔のLP(後にCD化)「彷徨」の世界にも通じるようでとても心に響きます。

NHKでは美空ひばりの歌手生活40周年を記念して、小椋佳さんが作詞作曲されたCD「旅ひととせ」
(ひばりさんの、たっての願いにより全曲渡された)の全12曲をテーマに取り上げて、日本各地の四季折
々の情景を現地に訪ねて甦らせた美しい映像の番組が「美空ひばり 日本の郷愁を歌う」として、2005
年7月にBS2で放送されました。この中で、小椋さんが美空さんについて語ります。
「やっぱり、間違いなく天才であった思う、歌い手がどんなに努力してもあの域にはなかなか到達できない
と思う、昭和の時代で一人だけ芸能人を挙げろと言われたら、どなたも間違いなく美空さんを挙げるでしょ
う」と。

このように話される小椋さんが、亜矢姫の歌手生活25周年に際して「歌路遥かに」をプレゼントして下さ
ったと、亜矢姫がリサイタルで紹介されて唄われたのを鮮やかに思い出します。そしてその時のDVDが今
手許にあります。
小椋さんとは、その前に「風そして花」でのご縁があった訳ですが平成の歌姫“亜矢”さんに創作歌謡を贈
られるということは並々ならぬ思い入れがお有りではなかったかしらと想像すると、とても嬉しく思えます
。思えば、小椋さんは美空さんについて「昭和の時代で」と敢えて区切りをつけてお話になられたことの意
味がとても深いと感じるのです。

さて、「歌路遥かに」の詩とメロディーがとても印象深くて心に残ります。
歌詞のなかでは歌の効用の普遍性が語られていて、ここのところは人誰にも通じるであろう事が詩になって
いると思いますが、何のために歌うのかという事を突き詰めて考えるとどうなるのか、それこそ亜矢さんご
自身の歌人生を解き明かす命題に行きつく詩になっていると思えるのです。
歌うことの命題をはっきりと定めることができているから、私は迷うことなくこの道を行く。それが私の生
きる証しだから、と。
小椋さんが客観性をもって亜矢姫の進んでいる道、或いはこれから進んでいく道を確固たる信念をもって喝
破して見せてくれていると思えます。これはもう、小椋さんの歌仲間としての亜矢姫に対するエールだと思
えて仕方ありません。

ところでこの歌、リサイタルでは2番の詩がCD版とは違っていて、下のように唄われていますし、アレン
ジも違ったものになっています。その意味ではDVD版はバージョン違いのものになりますからお宝と言え
ばお宝になるのですが、CDではブラッシュアップされていて2番の詩も改訂されています。
従い、とても親しみやすい上に格調の高い仕上がりになっていると感じます。またカラオケでも、より歌い
やすくなったのではないかと感じます。DVD入手待ちの方には申し訳ありません。

リサイタルでの2番の出だし
♪歌なんて 善し悪し溢れ 見分け聴き分け 容易くはない
 けれども歌の 誕生を喜び あるいは歌の 饒舌にたじろぐ
 歌の一つに まこと 尽くす想いで いるのです
 歌の一つに わたし 真心込めて いるのです

CD化改訂版2番
♪歌なんて 辛い別れの 時一コマも 巻き戻せない
 けれども歌で 寂しさは薄らぎ あるいは歌で 空しさも和らぐ
 歌の一つに まこと 尽くす想いで いるのです
 歌の一つに わたし 真心込めて いるのです

この後メロディーが変化してリフレインへと続いていくのですが、これがまた圧倒的でしびれるようなな高
揚感で歌われていて、この曲の最終主題になっていると思えます。

♪私の証し あなたのために 歌いたい 歌っていたい 歌路遥かに 歌路遥かに
♪私の証し あなたのために 歌いたい 歌っていたい 歌路遥かに 歌路遥かに

亜矢姫は、この最終章で歌に対する覚悟のほどを高らかに歌い上げていますが、何とも感動的です。
小椋さんは、ここで亜矢姫に対して‘そうあって欲しい’との願いも込められているような気がしてなりま
せん。
小椋さん、素晴らしい曲のご提供“有り難うございます”と、ファンの一人としてもお礼を申し上げたい気
持ちで一杯です。そして亜矢姫にも。

以上、2011/01/27 演歌桜・亜矢桜に投稿

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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