“ふうてんの猫”の戯言

むかしの金沢コンで、“ふうてんの猫”がこんなことを・・・・・

皆さま、おはようございます。“ふうてんの猫”と申します。とんだところへおじゃましちまって、
ちょっと決まりが悪うございますが、少しだけ話しさせて下さいまし。
あたしは“寅”さんが大好きでしてね、寅さんの真似にならない真似をしながら、すこし話を進めさ
せてもらいます。勝手気ままですからご無礼がございましたら、どうか許してやっておくんなさいま
し。

寅さんがね、いつもお隣の印刷屋の社長さんを時々“よお!タコ社長”と呼ぶ時がありますね、この
タコという言葉、これは本来、江戸では人を罵倒する時のバカよりもっと強い言葉だそうですが、寅
さんがしゃべると愛嬌があって、とてもそうは思えないところがいいですね。
昔、江戸では直参旗本がいて、この方達は将軍さまのお目通りが出来る身分であったそうで、騎乗、
袴、陣笠が許されたっていうことでございます。一方、同じ直参でも御家人という方々もいて、こち
らの武士は将軍様のお目通りができないばかりか、騎乗、袴なんてえのはお許しが無かったといいま
すね。それでこの方たちは「お目見え以下」と呼ばれたそうでございます。

そこで、旗本の子供たちは御家人の子供をからかって「以下」という、そうなりゃあ御家人の子供も
黙っちゃあいませんねえ、「タコ」と言い返す。イカにやぁタコです。これは成り行きで仕方があり
ませんねえ。それでもねえ、イカにはタコを超えられない一線がある、だいいちお目通りが出来ねえ
んですからねえ~。でございますから、寅さん、口は悪いが“タコ社長”と呼ぶ裏には敬愛の念もあ
るのでございますねえ。

そこで、先日の金沢のことを思い出してしまうんですよ、

さすが姫様だ、唄は惚れ惚れするようないいお声でね~そりゃあもう夢見ごこち、天にも昇る気持ち
でタップリ堪能させて頂きましたよ、そしてね、ひと区切りついたところで今度は客席まわりだ、こ
のときゃあ、あたしもちょっとビックリしましたねえ。
姫様は2階席のないあの広い劇場の急な階段を、握手しながらテッペンまで登って行かれましたねえ
、そこまでやりますかあぁという感じで唖然でしたねえ、だいいち大事な大事な‘国民の宝’ですか
らねえぇ何か突飛なことでもあったら一大事だ。

あたしはもう、はらはらどきどき、もう、ほどほどでいいんじゃねえかって思いましたねえ、しかし
こうなったら側へきて下さるの待つしかねえ、うちのかあちゃんは通路側だあね!!こりゃあもう絶
対握手できると期待に胸を膨らまして、ケツはもう完全に浮いてしまっていましたねえ~早くこねえ
か、早くこねえかってね、あたしには完全に見えていましたよ。
ところがどっこい、そうは問屋が卸さねえ、姫様はねえ、降りる時はうちのかあちゃん席とは筋違い
のいっちばん端の通路を選んでね、例の黄半纏の方々のところへ向って一目散だあ~、お陰でうちの
かあちゃん大はぐらかしだあね、そりゃもう可哀想で見ていられませんでしたよ、家を出る前から期
待していたからねえ~。
そこで、あたしは慰めてやったんだ、黄半纏の方々は陣笠で立派なお旗本だよ~、所詮あたしとおま
えさんは貧乏御家人、“ふんこかすぞシャツ”しか持たない、さしずめイカだ!そりゃあ簡単にお目
通りは叶う筈はねえとね~。

考えてみりゃあ、タコふぁんとイカふぁんじゃあ、熱意の点で大きな差がある、あの方たちと同列に
考えるのは間違いだってね。納得はしたものの大分冷めた様子、ファンを止める訳じゃねえから、い
ずれルンルンの海路の日和もあるかもしれないよっ・・・もう忘れろよ・・・とね~言ってやりまし
たよ。
それにしても、姫様は律儀な方ですねえ。こんな様子だから、“ふぁん”もますます増える筈だ。
そんな訳で、今回は思いの一部は遂げられなかったが、終演後ロビーで握手会があるという、但しC
D買った人だけだと言う。そこでかあちゃんに“ながれて津軽”の1枚も買って握手会に参加して来
なよ、と勧めたんですがね、今度はイヤだと頑として言うこと聞かねえ。ちくしょう、もう勝手にし
やがれだあ~。

考えてみりゃあ、このやりかたもあんまり爽快ではねえと思うんですよ。あたしなんか、姫様のCD
やDVDは発売日のず~っと前にレコード屋さんに予約して、出たときにゃあ全て手に入っているん
だから。そこで握手のためにおんなじものを買うのは、ちょっと気がひけてしまうんでございますよ
、昔のドーナツ盤の時代ならいざ知らずだ。
まあ、“あたしんとこ”は、あんまり裕福ではないからね、ここはもう銭をたんと持ってる方にお願
いするしかないじゃありませんか。
そこで、あたしたちゃあ、武士は食わねど高楊枝、じゃない、イカは買わねど高みの見物!!じーっ
と遠くからお姿拝見させてもうんですよ、何とも複雑ですねえ~。

ところで、コンサートではどんな大きな会場でどれだけ多くの人が入場しようが、レコード製作販売
会社にはビタ一文入らねえそうですから、レコードが売れなきゃどうにもならない事は解りますねえ
。そこで、スタッフの方がさ、気を利かしてさ、こう言ってもらえると嬉しいんだがねえ~。
「皆さま本日はようこそお運びくださいました。お楽しみ頂けましたでしょうか、姫をますますの大
舞台に立たせてやって頂きたく、CDなどお買い上げくだすって、背中をぽ~んともう一押し、押し
てやって下さいませんか、今ロビーで時間の許すかぎり、握手でもってご挨拶をさせて頂きますので
よろしくお願いします」とね。
こう言ってくれりゃあ、ああそうかい、それじゃあと、なると思うんだがねえ~、駄目かね~。

ああっ~いけません、こんなこと言ってると、このイカ野郎!!引っ込んでいろ~っと、怒られそう
ですから、この辺で失礼つかまつります。
それでもね、あたしゃささやかながらも“ふぁん”は止めませんからねえ~~。ウ~ッヒィ、ヒィ、
ヒィ、ヒィ~あれえ、これ誰かの笑いに似てませんかあ。

“猫め”好き勝手なことをしゃべっていきましたが、どうか皆さまご寛恕のほどを。 
ところで、コンサートにおける音楽使用料はここで判ります。レコード会社さんは、お気の毒。
http://www.jasrac.or.jp/info/event/pop.html

以上、2006/11/18 演歌桜・亜矢桜に投稿



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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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