田舎者が新歌舞伎座へ行く

いよいよ明後15日から、亜矢姫の新歌舞伎座での座長公演が始まります。サイトでは早くも幟旗が林立し
ている様子がアップされていて、お祭り気分を煽られるような、何とも言えない高揚感を覚えます。
下の記事は昨年4月に行われた劇場公演を観賞した時のものですが、今回はさらに多くの役者およびスタッ
フが参加する大がかりな座長公演です。
思えば、一年間に演目と劇場を変えての二回目の座長公演となりますから、その活躍ぶりには目を見張るも
のがあります。いやはや、その人気も凄いですね~。姫様!喝采を浴びてイザ!!


むかし、こんなことを書きました・・・・・。

長兵衛さま、ふんこがすぞさま、みな様 こんにちは。
まだ大分先のことだと思っていたのに日にちの経つのは早いもので、その日がきてしまいました。
当日は朝から青空で、亜矢姫姫さまの公演に出向くには心も浮き立つ程に良い日和。サンダーバードも快調
でこの分では琵琶湖の霧も出ないだろうとの予想は見事に当たって、すべて願いどおりの順調さだ。

田舎もんですからねえ、はやばやと劇場近くまで移動したけれど開演まではかなりの時間がある。そこで、
近鉄百貨店の中へGO~だ!、ブラブラするうちに木作りの寝台やら、椅子やら、箪笥類が展示してあるコ
ーナーに行きついて商品の貼り札見れば「会津名産品」となっている。聴けば会津は桐の名産地だと言いな
さる。ご自慢の桐製品を盛んにアピールしなさるが、そんなデッカイ金はこちとらにはまるっきり無いから
適当に応えていると、相手もさるもの銭無しの田舎もんだと見極めて、「どちらから」来られたかと聞いて
くる、聞かれるに黙るわけにゃいかないから正直に答えておいたさ。
アンタが会津ならワシャ越前だってね。考えてみりゃ昔は同じ親藩同士じゃねえか、親類だぁ・・ここは独
り言。
さらに、今日は何で来たのかと聞いてくる、問われるに答えない訳にはいかないから、胸張って自慢げにお
答えしたさ。「そこの新歌舞伎座で島津亜矢さんの公演があるんでね」と、言ってやったら、このオヤジさ
んもさすがだ!!「あの娘は歌、上手いからね~」と、来たもんだ。
それからは打ち解けてしまって、亜矢姫の御園座公演では会津が舞台になる事やら、来年のNHK大河ドラ
マの話などにも話が向いてしまって和やかな雰囲気だ。このオヤジさん、仕事がなけりゃ見たいなあと言っ
てたけど、残念だね~。

当日は見知った亜矢友さまは意外に少なくてご挨拶できたのは度胸船さまと吉三郎さまだけだ。しかし、満
員御礼の垂れ幕が出ているし、ロビーに群がる人々を見るにつけ、さすがに亜矢姫様の人気は凄いと内心感
嘆する。まして自分がこの中の一員として居られることが誇らしくて何かしら弾む気持ちだったね~。

さて、今回は2階席からの鑑賞だ。
第一部は[亜矢の三度笠]からだったが、乗りの良いところはCD通りで手拍子も弾む。続いては懐メロのカ
バー曲が続くのだがコンサート副題が「曙光~夜明けの光」だからオリジナル曲が多いかと思えばそうでは
無かった。まあ、姫さまのファンは比較的高齢の方が多いから精一杯のサービスだと思えば納得できるが、
持ち歌をもっと多く唄って欲しいと願う‘ふうてん’のような者もいるから二つ一遍には応えられないか。

なにお前さん、年寄りのくせに変わり者だって?、そうさワシャ変わりもんだ。自慢じゃねえオカミさん、
あれ?、あっしゃぁねえ、これでも、寝ても覚めても亜矢姫一筋なんだ、他の人の歌はテレビから流れてく
る以外は積極的に聴くことはねえんだ、‘放っといておくれ’オカミさん、あれ?。
「瞼の母」聴きすぎてちょっとおかしくなったか、この気持ち解ってくれる人いるかな~。
しかし、去年のリサイタルでの「悠悠」全曲歌唱は概ね好評だったと思えるから、こんな構成も取り入れて
いって欲しいとは思うんですね~。亜矢姫さんが強情か、ディレクターさんが強情かは知らないけれど
「夢見鳥」なんて生で聴いた方いるのかね~。カップリングで出したって虫眼鏡で見なきゃならないほど字
が小さかったしさ、この歌を好きな人にとっちゃぁ、まるでまま子扱いだぁ~な。なに、出しただけ喜べっ
てか、テイチクさんそりゃぁあんまりな言い草だ。

「長崎の鐘」はやっぱり良かったな~、アルバム(さすらい歌めぐり)にも収録されていて最近聴く機会が
多いからさ、姫さまの声が圧倒的な力を持って迫ってきて正に名曲中の名曲かなと思わせるものがあります
ね~、そんでも今回ばかりはCDの方が良かったかな~。この歌、NHKのオーディションで唄われた曲だ
と、昔何かで見た気がするが、もしそうであれば藤山一郎さんの、あの歴史に残る名言もこの歌から生じた
ことになるんですよね。
「ヨイトマケの唄」、この歌も従前の唄い方とは大きく変わっていたと感じた。どちらが良いかは聴く人の
感じ方次第だと思うが、その時の気分にもよるでしょう。プロ中のプロの力量とはそう言ったものだと改め
て深く深く認識したものでした。

「見上げてごらん 夜の星を」、亜矢姫は以前「シブヤらいぶ館」で、この歌を唄われたが、少年が唄うよ
うな瑞々しい情感の豊かさがあるし、何と言っても5番での高らかに張り上げる唄い方は亜矢姫の唄でしか
聴かれないものだと思い続けているんです。いままで多くの歌手の方の唄を聴いたけれど大概は裏声でひっ
くり返すか音程を低くして唄うかのどちらかで、姫様のような歌い上げる高揚感は無いと感じている。だか
ら、姫様が唄えばこの歌の格調が一段と際立って聞こえる。今回もこの思いをもって聴かせてもらいました
ね~。
それと、「帰らんちゃよか」「海鳴りの詩」「感謝状~母へのメッセージ」は姫様にとっては特別な歌だと
思うし、ファンにとっても特別な歌。欠かすことの出来ないもので、定番ソングですね~。

さて、最後の長編名作劇場「お吉」。
リサイタルを含め、今回が三度目の上演だと思うけれど、随分と演じ方が変わったなあ、と感じた。
ぐっと抑えた演技になり間の取り方も表現も運びも、女優そのものと感じました。ただ、私だけの感じ方か
も知れないのですが、以前ほどに自分の感情が高ぶらず、悲壮感と悲哀感も感じなかったのは何故かしら考
え続けています。
思えば、私は今回2階席からの鑑賞、特に終盤あたりでの姫様のセリフが良く聞こえなかったので、これは
歳をくって耳の聞えが悪くなったのか、はたまた2階席のせいで声が届かなかったのか(天吊りのスピーカ
ーも無かったように思う)、或いは演出のせいなのか、或いは重複して観ているために感性が鈍ってしまっ
たのか、とにかくサビの無い歌を聴いてしまったような感じに思えたのでした。
これを思う時、2階席にしたことが諸々の事情も含めて、良かったのか悪かったのかは未だに判断がつかな
いのですが、それを深刻に考えている訳ではありません。ただ、思い入れが過ぎて、そうなったかもです。

ところで、ここで一つ思い起こすのは歌舞伎役者の坂東三津五郎さんの言葉です。
NHKBSプレミアム番組で写楽を取り上げた時だったと思いますが、出演者同士の対談の中で、ご自身が
先代から受け継いでいる役者としての最も大事な根本の意義、すなわち本質的で最上の価値は“声”とすべ
きことだと教えられていると話されていたことです。
詳しい内容は話されませんでしたが、良い声、良く通る声が第一義だとの意味に通じると感じました。
そういう意味では亜矢姫様はその全てを兼ね備えておられる訳で、今度の御園座が期待されますね~。

今日も良いお天気で、新歌舞伎座へ向う方々も気分が晴れやかで楽しみ感が多いことでしょう。
ここの家主さまご夫妻さまもお出かけになるとお聞きしましたが、連休中ですので車も多いと思います。道
中お気をつけて行ってきて下さい。今日もまた、あの界隈はテンコ盛りの人だかりになることでしょう。目
に見えるようです。

以上、2012/04/29 亜矢姫談話室に投稿

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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