亜矢姫のアルバムを聴き直す

最近、島津亜矢さんのアルバムを取り混ぜて聞き直している。
今までAVアンプを介してテレビの音声やCDなども聴いていたのだが音質にについては‘まあ、こんなも
のか’と納得して使って来た。
しかし、最近あることに興味があって、ほんの数万円の安物プリメインアンプを購入して別室で聴く環境を
整えた。スピーカーはむかし買って長いこと放ってあったもの(それほどショボイものでなくて良かった)
を使い、CDプレーヤーもDVD兼用の昔のものを使用。

ところが聴いてみてビックリ、出てくる音が全く違うのである。7年も前に十数万円も出して買ったAVア
ンプがたった数万円の安物オーディオ専用アンプに全く歯が立たないほどに負けている。
それも、スピーカーの品質が格段によくなったと思えるほどの変わりようだ。音のバランスが良くなった感
じだし、どの音も自己主張せず調和のとれた雰囲気をかもし出している。ベースもしっかりしている。
時代も変わって技術も進歩しているのか、聴いていてとても心地良いのだ。

昔から、音楽を聴くにはオーディオアンプとAVアンプとでは大きな差があるとは雑誌やWeb情報などで
言われていて、この事は承知していたのだが、これほどまでに違うとは驚きだ。
この頃は、USB入力端子のあるアンプも出てきていてパソコンの中の音楽ファイルを昔のジュークボック
スのように聞くことができるのもあるから、時代についていくのも大変だ。

こんな具合だから亜矢姫のアルバムも、こちらで聴き直すと、もの凄く新鮮に聴こえる。
取り敢えず手許に出してあるのは「BS日本のうたⅦ」「悠悠」「Singer」「彩」「鏡花水月」などだ。
さらに「島津亜矢の世界~10枚組」も。
特にオーディオ的に新鮮なのは「悠悠」と「BS日本のうたⅦ」だ。ともに収録曲も多彩だし亜矢姫の声色
も多彩、さらにアレンジも多彩だからとても楽しめる。

特に「悠悠」は、これまでの亜矢姫のイメージとは一線を画している感じだし、詞も阿久悠さんのもので
イマジネーションを逞しくさせて、さすがと思わせるものばかりだ。また、作曲の先生方も覇を競っている
感じだし、三拍子そろった名盤だと思う。

これ、副題が「~阿久悠さんに褒められたくて~」となっているが、亜矢姫の歌がとても素晴らしいだけに
そこまでへりくだらなくても、もっと他に言いようがあっても良かったのではないか、と思えてきてしまう
が、そこは素人の浅はかさというものだろう。
ともあれ、これは死者に対する尊崇の念を含んだ言葉でもあるだろうから、この場合これに勝る言葉は無か
ったのかも知れない。何事もプロの仕事はやっぱり素晴らしい。

「BS日本のうたⅦ」では、小椋佳さん作詞作曲の名曲が2曲もあるし、井上陽水さんのもある、洋楽もあ
る、その他往年の名曲が多彩にちりばめられているしアレンジも新鮮だ。
小椋さん、このアルバムを手に取って聴いておられるだろうか、そんな判りもしないことに思いを馳せるこ
ともある。
名手が歌う、ご自身が手がけた曲をどのような思いで聴いておられるのか、おられないのか、興味の湧くと
ころだがこれを知る術はない。

収録曲中では‘兄弟仁義’などは元歌から完全に雰囲気が変わっていて重厚さが加わり格調高ささえも感じ
る。一曲ですらこうだから、その他全てが新鮮に感じてリピート聴きする回数も必然多くなる。もちろん、
個人の好みではあるが私の中ではこれも名盤だ。

オーディオの話に戻る。前から高級機を使ったらどうなるのか興味のあるところだったが、最近偶然にこれ
を聴く機会を得た。アンプはラックスマン、スピーカーはJBL、一般家庭だが総じて100万円相当の資
金を投入したらしい。なるほど小音量でも品位を失わずに音を出してくる感じだし、耳に刺さるような刺激
的な音も一切出てこず素晴らしいものだった。

まあ、上を見れば限がないしマニアでもない。だいいちには調達する資金も無いので、それを得たいという
夢を見ることも無い。
まあ、身の代に合った環境で亜矢姫の歌を中心に楽しむことにしようと思っているが、この頃は安価なもの
でもかなりの実力を示す機器もあるという口コミもあるから、いずれSACDプレーヤーなどは聴いてみた
いと思っている。だが、要はソフトだ。テイチクさん、亜矢姫盤でこの手のもの出してくれないかしら。

ところで、昨年12月14日に三宅裕司&Light Joke jazz Orchestraに招かれてビッグバンドで
ジャズを唄うという珍しい共演が行われた。
後に、サンデーパラダイスというラジオ番組でこの公演のほんの一部「車屋さん」の演奏部分が紹介された
が、バンドの演奏はアレンジが利きすぎていて本来の「車屋さん」のメロディーはほとんど感じられないよ
うな編曲がなされていた。
亜矢姫はこの難しい編曲に唄い出しもきちんと合せ、本来のメロディーを軽快に唄われていた。これこそが
プロもが褒める真の実力というものだろう。

三宅裕司さんのコメントでは「これだけアレンジされちゃうと唄いにくいと言ってたくせに、実に簡単に、
さらっと唄ってしまう、そしてこれだけの歌唱力がある」と絶賛されていた。
また、共演され、編曲も担当されたトランペット奏者の羽毛田耕士さんもブログで「ゲストの島津亜矢さん
は、少ないリハーサルで雰囲気を掴んで、素晴らしい歌を聴かせて下さいました。」と書いておられる。

なぜ、今この話かというと、先日ある有名ベテラン女性歌手がニューヨークまで飛び、ジャズライブを行う
というドキュメンタリー仕立てのテレビ番組を見たからだ。
アメリカのミュージシャンとのコラボだったが、その、音合わせに四苦八苦していて、子供を諭すようなレ
クチャーをも受けていた。映像見ていてちょっと歯がゆい思いを感じてしまったが、なんでこんな映像流し
たのかも疑問に感じた程だ。

これらを思い合せると、亜矢姫の力量の高さ大きさというのは単に歌がずば抜けて上手いだけでなしに、
一流のミュージシャンとも互角に渡り合える音楽力をも持ち合わせておられるということだと思う。
特にリズム感においては普通の歌い手さんより特別に優れたものをお持ちではないかと感じるときがある。
亜矢姫はデビューして間もなくの一年半ほどをブランクにされていた時期があったらしいが、この時も
ボイストレーニングは欠かさなかったらしいから、この頃の基礎の積み上げも今の活躍に影響している部分
があるのかも知れないと思ったりしている。
とにかく、亜矢姫の音楽力を軽く見てはいけないのだと、常に考えている。

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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