『むらさき小唄』

長野県大町市での「BS日本のうた」収録は今月(4日)に行われ、亜矢姫は「むらさき小唄」と「娘に」
を唄われたということです。やはり、その歌声は人の心を捉えて離さない程に感動的なものであったという
ことが各サイトの書き込みから伺い知ることができるのですが、せめて自身の感覚で感じることができる放
送日が、早く来ないかと待ち遠しい思いをしています。

歌唱された「むらさき小唄」、この歌、むかし聴いた事があるな~程度のことしか思い出さない古い歌です
が、You Tubeやその他のサイトを検索してみると、かなり詳しいことが解ってきます。
まず、歌そのもののルーツについては二木紘三さんがご自身のブログで簡潔明瞭に紹介されていますので、
それを見ればほぼ歌の成り立ちが解ります。

http://duarbo.air-nifty.com/songs/2008/04/post_79fd.html

この歌は、映画『雪之丞変化』の主題歌だったようですがレコード発売は昭和10年5月のことでした。
東海林太郎さんが唄われたのですが、年数を経てもかなり流行った歌なのでしょうか、私などメロディーは
何となく思い出すことが出来ます。
物語は「雪之丞」という歌舞伎の女形を主人公にして、親の仇討、恋などを織り交ぜた人情活劇のようです
が昭和10年に映画が公開されて以来、何度も映画化されているようですし、さらに近年はNHKでもテレ
ビドラマ化されて放送されたようです。歌の方も後から出したものが色々あって多彩です。

この昭和10年から11年かけての映画についてはWebでこんな紹介も見えます。

~~~昭和10年の作品だけあって、長谷川一夫(当時の芸名は、林長二郎)が若々しく怪しいほどの完璧
な美しさです。今の芸能人には見られない完璧な美貌を見ることが出来ます。物語は、親の敵を打つ歌舞伎
の女形が主人公・・というものです。
長谷川一夫はこの映画の中でなんと3役も演じております。
その中で彼は、主人公の母親も演じているのですが、それが本当に完璧な美女に見えるので驚きでした。
後の市川昆監督の同名の映画では、長谷川一夫も随分と年をとっていたので、同役での女装はかなりキツイ
ものがありました。
映画全体を見ても、この昭和10年のものの方がスケールも大きく、ずっと素晴らしい出来ばえになってい
ます。とにかく何処をとっても「安っぽさ」を全く感じさせない大作に仕上がっています。
観ていると江戸時代にタイムスリップできる映画No1という感じです! ~~~

この様に紹介されていますから、この映画を観てみたい思いに駆られます。You Tubeでも断片的にはみるこ
とが出来ますが、通しで観なければ価値は分からない。NHKさんのライブラリにあれば是非放送して欲し
いと思うのですがリクエストしてみましょう。

さて、歌の題名ですが、なぜ『むらさき小唄』なのか、いらぬお節介ではありますが興味本位にちょっとほ
じくってみたいと思います。
どうも紫帽子にヒントがありそうですが、もともと歌舞伎役者の女形は、女性を演じる際に髷の剃った部分
を隠すために前髪をおおった紫縮緬(ちりめん)の布、紫帽子(むらさきぼうし)を頭に乗せて銀の簪で止め
ていたようですから、この姿を浮かべれば「おやま小唄」と読み替えても何となく辻褄があうような気がす
るのですが、どうでしょう。
ただ、これズバリではあまりに貧弱で艶がなさすぎますから、作詞家の先生は工夫をこらして粋に仕立て上
げてしまう。本来の曲名では、色から始まっていろいろの事が想像できますものね。
また、歌の終わりでは・・命さびしや 薄ぼたん・・と唄われますが、紫のぼたんは咲き始めは花色が濃く
次第に淡くぼかされるといいますから、敵の娘とはいえ好いて好かれた人が死んでしまえば、自分もまた薄
ボタンとなって生気もすたれる・・・・・こんなところなのでしょうか。

あれやこれや、勝手に想像を巡らしていると時間の経つのも忘れて、思い至るのは早く来てほしい放送日。
待ち遠しいですね~。

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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