戦後68年の今、零戦が。

今年は、戦後68年になります。
これまで続いてきた我が国の平和ですが、これを如何に守っていくのか、如何に次世代に引き継いでいくの
か、いま領土問題も発生し国際間の紛争に係わらずには済まされない状況となってきていますが、この平和
を維持し続けるための叡智を、国民すべてが発揚すべき時になっているのかも知れません。
世界を見渡せば今だに内戦やゲリラ戦、はたまた国家間の戦争が絶え間なく起きている状況です。こんな状
況の中では人々は安穏な生活など望むべくもないのですから、この問題は常に考えていなければならない課
題ではないでしょうか。

今の私たちは自由と平和を享受できているし、福祉政策も整った幸せな平和国家に住んでいられる訳ですが
、これも、先の太平洋戦争で多くの人々の命を犠牲にした反省と教訓の上に成り立っている国家像とすれば
このことを深く思わなければならないと思います。
個々人にとっては、満たされない面ががあるとお考えの方もいるかも知れません。そこで、私がとても感銘
を受けたのは、先日のテレビで美輪明宏さんが話された言葉です。
‘世の中で羨ましいと思う方はおられますか’との問いかけに「世の中で羨ましく思う人なんて誰もいませ
ん」悩み事が無い人なんて、どこにもいないでしょう、と。
人生を達観したような言葉でしたが、とても勇気づけられて、いかにもと思わせる言葉でした。

今年は何故か零戦の話題が多いように思います。つい最近、宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』が公開さ
れたばかりですし、更に2006年に出版された百田尚樹さんの小説『永遠の0』が、今ベストセラーとな
り大人気ですが、(2009年7月発売・講談社の累積売上部数が、今週で257.3万部となり、8/26付オリコン
“本”ランキング文庫部門で、歴代1位に輝いた。)これもすでに映画化されていて今年12月には公開さ
れるようです。主題歌は桑田佳祐さんの『蛍』だそうです。

その他に小説の主人公に関連してWebでは零戦の戦闘映像に合せて島津亜矢さんが唄う『想い出よありが
とう』がアップされていて、アクセス数が急で凄いことになっています。
ここの動画では、宮部久蔵の「辞世の詩(うた)」となっていますが、或いは宮部の身代わりになって喜界
島に不時着して生を得た、健太郎と慶子の祖父(実は血縁がない)大石賢一郎の回想の詩とすれば、こちら
にも意味が通じるとも思えます。 

一方、NHKBSテレビでもドキュメンタリー番組『零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争』が、前後編
2回に亘り放送されました。番組の運びがドラマ仕立てのところもあり、特攻隊員だった生存者や家族を訪
ね歩く場面などは、『永遠の0』を地で行くような迫真力があってとても見応えがありました。
これらはみな、戦争というものが自分の意志では如何ともし難い状況を作り出してしまう、という事を根底
に歴史を振り返るのですが、当時闘った人々の精神と肉体が如何に悲惨な目に遭ったかを思う時、今の平和
な時代が何ものにも変え難い素晴らしいことであるかが実感できます。

松山市に住まわれる佐伯敏恵さんの話を『零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争』から少し拾い上げてみ
ましょう。佐伯さんは、特攻を指揮していた玉井浅一中佐の娘さんです。玉井さんは特攻を指揮し、出撃命
令を下し死んでいった人は100人を下らなかったといいます。
玉井さんは昭和21年春帰還しましたたが、世間からは厳しい目が向けられ、戦後追放者となって職につけ
ませんでした。そこで、一家の生活は二人の娘さんが支えました。

後に玉井さんは仏門を目指して勉強をつづけ昭和33年出家しましたが、毎日は特攻で散華した若者たちの
名前を読み上げては読経する供養の日々だったといいます。
39年12月に心臓発作で亡くなりますが真冬でも続けた水垢離が直接の原因だったと、佐伯さんは語りま
す。きっと、我が身の死を早めるための修行だったのではないかと・・・

佐伯さんはインタビューに答えます。
・・・そういう立場に置かれたから仕方なかったとは言え・・
・・・ほんとは・・
・・・責任とって、生きとるべきではなかったんだけどなあと、思いますけどね・・
・・・でも仏門に入れたということだけで、ちょっとでも救われたかなという、気がしますね・・
・・・生きていちゃいけなかったんですよ、ほんとは・・

このように、戦争というものは平時に戻った後でも、家族にまで苦渋を与えるものなんですね。
佐伯さんの心境が凄絶で、やりきれないものを感じたのですが、お読み下さった皆さまは如何でしょうか。
やっぱり、平和が第一ですよね。

 http://bit.ly/162CuDH

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No title

文章を書かれた方、読まれた皆さん今晩は。
死んだ特攻隊の皆様ご冥福をお祈りいたします。
矛盾いたし大変申し訳なく思いますが、当時の国策に殉じた
不幸な方だと思います。 私も絶対、若者が立ち上がれば日本は
良くなると信じて、学生運動をしていた者ですが、そうならなかった。
人がやること、完全では有りません。 教育大切です。責任とること
もっと大切です。 天皇は結局責任を取らなかった。
種々意見はあるでしょうが、大元帥陛下である方が、責任を取らなくて
誰がとるのでしょうか。 昔、雲流れる果てに、鶴田浩二の映画観ました。 お国の為に・・・。結局当時の企業や、軍隊に利用された
だけだったのでは・・・。 気持ちは解ります。 そういう時代だった
のです。 私たちは特攻隊で亡くなった方たちを正しく観て、反省
すべきではないでしょうか。 もう一度言います。教育、責任。
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