歌の鬼才

「酔々独歩」という小西良太郎さんのオフィシャルサイトがあります。
最近は俳優としての活躍が多いようですが、元々は歌謡界のオーソリティーでその事績は多彩であり
現在進行形でもある。
そのホームページに「新歩道橋」というコーナーがあって日記風に諸々のことを書いておられる。
このコーナーの記事は欠かさず読ませてもらっているが、一般人では知り得ない歌謡界の事情が興味
深く書かれていて、読めば何か物知りになった気分になってとても楽しめる。

10月17日の更新記事では山内恵介の15周年リサイタルの模様を書いておられる。
その記事を一部拝借すれば『一部の幕切れが美輪明宏の「ヨイトマケの唄」で、二部のあたまが三波
春夫の歌謡浪曲「豪商一代紀伊国屋文左衛門」。歌うには相当な力仕事になるものを惠介流に朗々と
仕立てて、なかなかなものである。』と書かれている。

この頃は若手の演歌歌手でも男女を問わず、こうした重厚なものや洋楽などに挑戦する方が出てきて
歌謡界が賑やかになってきている観があるが、このような潮流の芯となっているのは言うまでもなく
島津亜矢さんであることは間違いのないところだと思う。
山内歌手もNHKホールの客席をいっぱいにしたらしいが、取り上げている歌のなかには「東京砂漠」
があり「昴」もあって、SingerシリーズやBS日本のうたシリーズが思い出されてくる。

思うに、島津亜矢さんの歌唱力については天才云々とう言葉はファンの間で何気に使われていて、何
の違和感も感じずに受け入れられているが、ファンでなくてもその実力は認めるところでしょう。
まして、プロ歌手の方々では亜矢姫を目標としている方は多いに違いないし、Singer等のCDを聴
いたことがないという方は少ないに違いない。

世間では、プロ、アマを問わず歌のレッスンをする先生は数えきれない程に多いと思うが、レッスン
をしなくてもライブやCD等で歌って聴かせる先生として、誰もが尊敬し注目するのは島津亜矢さん
だと言えると思います。
特に、名作歌謡や歌謡浪曲、その他持ち歌やカバー曲などで人の心を感じ入らせ、時に激情をこみ上
げさせずにおかないあの歌唱力は、どんな人にも真似の出来ないものだと思う。現に、自分の場合は
他の方でその様に感じさせられた事は、殆んど思い出すことが出来ない。

先日のテレビ、ザ・プレミアム「たけしのこれがホントの日本芸能史」(3)の中でビートたけしさ
んが立川談志さんの事を評して‘鬼才’だと何度も口にされていたが、それ程に特異な才能をお持ち
だったと言いたかったのでしょう。

 鬼才と天才、《広辞苑》では以下のように説明されています。
【鬼才】人間のものとは思われないほどすぐれた才能。また、その才能を持った人。
【天才】天性の才能。生まれつき備わったすぐれた才能。また、そういう才能をもっている人。
  
 以上、かなり意味合いが違うように思えますが天性の才能だけだでは無し得ない才能、それが鬼才
だと言えるのかも知れません。鬼才とは、もう神に近い才能だとビートたけしさんは言いたかったの
だと思います。さらに言えば、鬼才ぶりを発揮するには並大抵の努力では到達し得ない領域であると
も言いたかったのでしょう。だから、小西さんが書かれてている‘なかなかなもの’は、かなりの程
度というものでしょう。

歌の世界では、その鬼才の領域に立ち入りつつある歌い手が島津亜矢さんだと、そのように思えて仕
方ありません。歌唱で表面上の真似をする人は居たにしても、その真髄を真似できる人を私は見聞き
した事が有りませんから、この思いは確信に満ちています。

こんな芸域について、安宅関平さんがご自身のブログのなかで世阿弥の芸に例えて島津亜矢さんの事
を深く思考し語っておられますが、如何に人の心を捉えることに執心するかが芸人の大命題だと仰っ
ておられるのだと思われますが、考察は深いのでまだ読んでおられない方はご一読をお勧めします。

さて、今週はお上りさんよろしく、久々のリサイタル鑑賞です。
どんな感動が待っているのか期待が膨らんでいます。

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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