テレビ・演歌復権への道

むかし、こんなことを書きました・・・・・。

『Re :演歌(レンカ)~ヒットメーカー達のプロジェクト』昨年末から2月にかけてフジテレビ或
いはBSフジで放送されたから見られた方も多かったと思う。

今、演歌が世の話題となることが少なくなってきている。1999年、「孫」が16年ぶりのミリオ
ンセラー(200万枚)を記録、その後氷川きよしがアイドル的人気を誇るも演歌界全体を活気づけ
るような名曲を生み出すには至っていない。

演歌を扱うテレビ番組は軒並み減少し、多くのレコード会社は演歌部門の縮小や撤退を迫られている
。かつて「日本人の心」を最も良く表していた演歌の灯火は、消えてしまったのだろうか・・主人公
はテイチクレコードの音楽プロデューサー・千賀泰洋(せんがたいよう)、作曲家・弦哲也、作詞家
・吉岡治の三人の方々、千賀さんは日本各地を巡って新人歌手探し、弦さんは演歌のルーツがあると
いわれるモンゴルへ、吉岡さんはレコード店を巡って世間の風を感じながら、大衆に受け入れられる
言葉探し、三人三様に演歌の復権を目指して各地を訪問するが、はたして、その結果は・・・こんな
ことをテーマにしてこの番組は放送された。

演歌に熱意を傾ける先生方、新人探しでスカウト活動の様子があったりして、亜矢姫もこのようにし
て発掘れたのかと思ってなかなか興味深い。
千賀泰洋さんはテイチクレコードのディレクター兼プロデューサー、川中美幸、島津亜矢、山本譲二
、石川さゆり、天童よしみ、大泉逸郎などをプロデュース、この方たちのレコーディングには必ず立
ち会うそうだから、亜矢姫もずぅ~っと千賀さんのプロデュースに預かっておられるのだと思う。
それで、今私たちが耳にする感動のシリーズ歌謡「名作歌謡劇場」などもすべてこの方の企画、仕掛
けによるものだろうか、なかなかメジャーになるのが遅れたけれど、きっと今のこの日がくることを
信じて多くの楽曲を製作し続けたこの方の熱意、情熱があったからこそ今の成功があるのだと思う。
これは、仕事とは言いながらロマンを感じる。

吉岡治さんと弦さんはヒット曲「天城越え」の作詞作曲のコンビだけど、これを生み出すのに東京に
いるだけでは駄目と考えて伊豆湯ヶ島に投宿し、現地の空気にふれながらあれこれと詩、曲想を模索
したのだという。
このお二人の作品に「恋日和」があるけれど、これは詩も好きだし曲調も好きだ。
~訳あり同士のやじろべえ あなたの言葉が嬉しくて 迷わずきました 本郷菊坂 裏通り~・・。
この界隈、江戸時代は菊を多く栽培していたそうな、昔風の古い家並みが続き、そんなに広くない坂
道があり、歩けば行き止まりで丁字路になっていたり、短い石段があって昔そのままの木造の旅館が
あったりで、今時の東京にもこんな町もあるのだと、なつかしさを感じさせる風情のある街だ。

吉岡さんも、よくこの界隈を歩かれて「恋日和」を書かれたのだと思うけれど、この街の情緒そのま
まが詩になっていて、何ともゆったりとした穏やかな気分にさせてくれる。
やはりロマンがあって、聴くものにあれこれと様々な人生を想像させてしまう力はさすがに詩人だ。
吉岡先生曰く、「今はカラオケ向けに耳ざわりの良い、唄いやすい歌が多く作られて、本当に聴く歌
が少なくなってしまった」と話されていたが実感だ。もっとも、この歌は耳ざわりがとても良い。

弦さんは新しい曲想捜しにモンゴルへ飛んで、現地の音楽家と交流。ご自身の曲をギターの弾き語り
で唄って聞かせたり、ホーミーを聞かせてもらったりという事があったけれど、演歌に情熱を傾ける
追求心が凄い。今時のヒット曲は弦さんかが作られた曲が多いのもうなずける。

今も昔も人の心を一番揺さぶるのは人の声だという。
ホーミー、声帯を振動させて気管や喉で同時に2つあるいは3つの音声を発してハーモニーを聴かせ
る唄い方だというが、唄えるひとはそんなに多くはいないそうだ。テレビで聞いた限りではそんなに
何遍も聞きたいと思う程ではなかったが、これにつけて思うことがある。亜矢姫の声だ。
歌唱が素晴しいことにかけては異論の余地は全くないと思うが、ファンになって以後ずっと思ってい
る不思議なことがひとつある。

とにかく、テレビ、ビデオ、CD等、毎日毎日聴き続けても全く飽きないことだ。こんなことは過去
どんな歌手の歌を聞いても無かったことだ。
思うに、亜矢姫の声にはホーミーに似た様な倍音成分が自然に出ていて、聴く人を心地よくしている
のだろうか、例えばギターの六弦と一弦を同時に弾けば倍音の関係でとても気持ちよい音が出る。六
弦と二弦、或いは五弦と一弦を同時に弾くとこれもまた美しい。
これらは調和音というらしいけれど、亜矢姫の場合、これらの調和音の成分が基音のハーモニーとな
って発声されていて、聞く人を感動の高みへ、或いは癒しの世界へと誘っているのではないかと勝手
に想像したりしているが、どなたか本格的にこの不思議を解明して頂きたいものだ。

とにかく亜矢姫の唄は聴いていて心地よく、大きく伸びやかなあの声が何とも美しくて心が揺さぶら
れるのである。もちろん歌唱力の高さにかけては天下一品、いや唯一人、言うまでもないことだ。

以上はこの番組を見てあれこれ思ったことでした。
そして、この放送ではついに有望新人を得るということは無しに終わったのでした。
また、「恋日和」がこの放送の中で、取り上げられた訳ではありません。

以上、2006/5/3 島津亜矢研究会に投稿

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    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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