なぜ 生きる

昨日、島津亜矢さんのシングルCDで、2006年から2009年にかけて発売されたものを何枚か
集めて聞き流していました。例によってセリフ入りの曲も多数あります。
『お吉』が発売されたのは2006年9月13日です。C/Wは旅笠道中。
歌の中に織り込まれている、お吉の独白が人生の苦悩を際立たせていて身につまされる思いがするの
ですが、しばらくお吉の境地に立ち入ってみましょう。

「ひどい!ひどいじゃございませんか いくら私がハリスの処へ行く事を承知したからといって・」

「鶴さんそりゃァ あんまりだァ たとえ 天城の山が崩れても このお吉を 離すもんかと言ったあ
れは嘘だったのかい あゝ こんな悲しい筋書きを誰が書いたんだい 夢さ 夢にきまってるよ・」

「あゝ お酒がほしいよう お酒で何もかも忘れてしまいたいのさ 愚痴も涙も涸れ果てました あゝ
あたしの人生ってなんだったんだろうねぇ」

「あゝ 寒い・・ 鶴さん 今行くからね」・・・生きる希望を失ったお吉は自ら命を絶ちます。

この『お吉』の作詞は志賀大介さんです。お吉の心情をかくも悲しく描き切って人々の感情を同期さ
せずにおかない筆力は、とてつもなく素晴らしいものだと思います。
そして島津亜矢さんの歌唱も、これまたとてつもなく素晴らしいと思います。感動があってこその
芸術だと思いますが、人の心に入り込まなければ感情の同化は得られないし感動も得られない。
そんなところに、創作家の計り知れない人間洞察力と試行錯誤があったに違いないと思えます。
この歌は真の歌謡芸術だと思うし、一時の流行歌に終わらない格調があると思います。島津亜矢さん
の持ち歌にはこんな芸術作品が他にたくさんあるんですね~。素晴らしい!!

志賀先生は『日本音楽著作家連合』の会長さんです。
ちなみに、初代会長は藤田まさと先生(旅笠道中、大利根月夜、岸壁の母)、第2代会長は星野哲郎
先生(なみだ船、男はつらいよ、兄弟船)、第3代会長は松井由利夫先生(だから云ったじゃないの
、箱根八里の半次郎、流れて津軽)第4代会長志賀大介先生(お梅、お吉、八重~会津の花一輪~)
です。

お吉のように生きる意味を失って命を絶つひとは現代でも数多くいます。一方、生きたくてもそれを
許されない過酷な運命の人も数多くいます。すべてが幸せで順風満帆な人生を送られる方ばかりでは
ありません。まさに、人生いろいろだと考えさせられますが、お吉の場合は時代の波に翻弄されて、
うたかたの夢のなかに生きた哀切きわまりない女性だったのだと考えさせられます。

『旅笠道中』は藤田まさと先生作詞ですが、島津亜矢さんの歌では野本高平先生が台詞を構成されて
います。これも、ちょっとなぞってみましょう。

「人間 おぎゃアと生まれて思う様に生きられる者は 一体何人おりましょう 上を見ればきりがな
い 下を見れば我慢もできる 近道なんかするよりもせめて おのれの心に嘘をつかづ 生きてみた
いと思います」

「明日がない 夢がないと仰るんですかい そりゃ一寸先は闇の浮世と云いますが ごらんなさい道
端の 名もない小さな花でさえ 春が来りゃぁ世に出ます この人間界(うきよ) まんざら捨てた
もんじゃございませんぜ」・・・・・ここでは前途への光明が見えています。

ここにも苦悩を抱えて生きている人がいますね~、人は皆多かれ少なかれ苦しみや悩みを抱えて生き
ているのでしょうが、生甲斐を無くしてしまえばもぬけの殻になってしまいます。
「なぜ生きる」と問われれば私など返答に窮してしまいますが、宗教に人生の拠り所を得ておられる
方は別にして大概の方は命題をもって明答できる方は少ないかも知れません。

これほどに、悩みや苦しみの多い人生ですから、何かしら生甲斐を見つけて暮らしたい思います。
論語を熟読している訳ではありませんが、たまたまこんな語を見つけました。
貧しくして楽しむ。
貧乏であろうとも、あわてることはない。目的をもって生きる、信じるところに生きる、趣味に生き
る、修養につとめる、そこにおのずから、積極的な人生の楽しみが生まれるのだ。・・・
こんなところが参考になるのでしょうか。

・・・趣味ならやっぱり芸術の香り高い島津亜矢さんですかね~。・・・

 野本高平先生については昔こんな事を書きました。

つい先日、義弟が逝きました。悲しみはまだ癒えていませんが、病院を一時退院し、力を振り絞って
銀行回りをして、業務上の月締め債務を支払処理をいていったその姿が、忘れ得ぬこととして瞼にあり
ありとしていますが、その五日後に逝きました。
その誠実さ、その人間性の尊さに感嘆させられるのですが、まさに凄絶な人生の終わりだったと言え
ます。そんな生き方は私にはとても出来そうにありませんが、人間力と胆力を備えた人は市井にもい
るのだと思い知らされた思いがしています。人生って何、生きるって何、人の一生は、はかないもの
と解ってはいますが、その時になって自分の心をどう律するのか、難しい命題です。

中日劇場の千穐楽は上の事情で参加できませんでしたが、手元に残ったチケットは思い出の一枚とし
て、いつまでも残しておきたいと思っています。

パソコンから音楽を聞く。

パソコンでの音楽管理ソフトも色々あるようですが、私が昔から馴染んでいるのはX-アプリです。
以前はソニックステージというものでしたが、MD時代からこれを使っていたので新しいものに変わ
っても、このメーカー製をずっと使い続けています。
最新のものは Media Go というものになっていますが、もちろんX-アプリも並行して使えます。
Media Go は色々と便利な機能が追加されているらしいのですが、私が使いたいのはFLACだか
ら、こちらもインストールしています。

Webでの説明ではFLACは可逆圧縮音声のファイル形式で、不可逆圧縮のMp3などと違い音声情報
を損なわずに圧縮することができ、再生時には元のPCM音源と同じ音質へとデコードされるという
ことになっていて、データー量は元データーの60%ぐらいになるとされている。
この頃はパソコンのハードデスクの容量もかなり大きくなっているから、あまり気にせずにFLAC
でエンコードするケースが少しづつ増えていますが、のべつそればかりという訳にはいかないので、
亜矢姫物で言えば最近のものと更に『彩』『鏡花水月』などをFLACで取り込んでいます。

残念ながら手持ちの携帯音楽プレーヤーはFLACをデコードすることが出来ないなので、もっぱら
の用途はPCに保存した音楽ファイルをUSB接続でアンプを通して聴くこと。
元来がものぐさですから、発想もだらけたものになる。ディスクをいちいちプレーヤーに掛けなくて
も良いし出てくる音がCDと同じならこれを使わない手はない。

そんな思いから接続に取り掛かったのですが、USBケーブルも5mが最長らしいし8mを引き回す
には、リピーターケーブルが要るとかで電気屋さんまで走らにゃならないし、アンプメーカーから提
供されるAudioPlayerの設定もパソコンの素人には行ったり来たりの作業が多くて、音が
出てくるまでにはなかなかの苦労?がありました。
それに何が原因か解らないのですがPCも時々不機嫌になってかなりのイライラが募るときもある。
結局、良い事ことばかりではないのですね~。

取り敢えずのオーディオ装置はJBL CONTROL ONEという小型ブックシェルフスピーカー。おもちゃみ
たいな小さなものですが、なかなかの音がでる。Webでの評価が良かったのでこれにしたが、やっ
ぱり口コミに嘘はなかったと、それなりに満足しています。
しかし、さすがに低音の出は弱いのでスーパーウーハーを使うことにしたが、難しいもので、これの
出力を上げすぎると違和感が出ていやらしくなる。あまり強調せず、ほどほどが良い感じです。

どうでもよい事を長く書いてしまいましたが、亜矢姫のファンとは言えない程の小動きしか出来ない
ファンとしてみれば、せめてもの慰みはPC音楽を聞きながら遠くに思いを馳せることぐらいしかあ
りません。
こんな生活環境で、お気に入り?と言っても亜矢姫の歌なら全部が全部だけど、量が膨大だから気分
の趣くままにあれこれ聴いています。まあ、他では例の吉田弥生さんとかもFLACに。

先日も『名作歌謡劇場:コンプリートベスト』を聞いていたのですが、やっぱり好いですね~。
これら一連の創作歌謡は、日本文化が生み出した古典や近代小説、戯曲などに材をとる物が多く、
古くから人々が親しみ愛してきた話を歌の世界に映したものと言えますが、それだけに、説得力のあ
る詞と曲調と得も言われぬ哀調を帯びた歌声とが混然となった中に溶けこんでしまえば、聴く者は否
応なしに感情が煽り立てられ、同化させられ、心の昂ぶりを覚えることになります。
これらの歌は、一時のはやり歌に終わらない重厚さと格調高さがあると思いますが、創作に携わった
作詞・作曲・編曲の先生方は、伝統に根ざした新たな日本文化の創造に大きな力を発揮されたのだと
つくづく思います。

もちろん、これらは亜矢姫あっての企画だったでしょうが、これを執念をもって二十数年間も途切れ
させず息長く続けてこられたレコード会社のディレクターさんやプロデューサーさんの思い入れも大
きなものが有ったと察せられます。
また、全曲を作曲されておられる村沢良介先生の功績もとても大きくて、しかるべき筋から顕彰され
るべき事績ではないかと素人ながらに思うのですが、この願い叶えば嬉しいことです。
亜矢姫の場合は、まだまだお若いからチャンスはいつか巡ってくると思いますが、村沢先生はかなり
のご高齢ですから出来るだけ早い方が良いし、先生の亜矢姫に対する思い入れも別な形で残して欲し
いと思うのです。

思えば、これら名作歌謡劇場シリーズを抱える島津亜矢さんはヒット曲とは別次元の大きな財産を持
っておられると言えるし、リサイタルや劇場公演で長編名作歌謡劇場として上演すればファンはこぞ
って喜ぶに違いありません。
また、積み上げられた楽曲は芸能、舞踊界でも時に応じて使われ続けていくでしょう。その意味では
古典的性格を帯びて長く残っていくものだと思います。

三波春夫さんが遺した歌謡浪曲は、いま島津亜矢さんはコンサートなどで歌うことを封印してしまっ
ておられますが、楽曲が歌われなくなったらは世間から忘れ去られて次第に地下に埋もれていってし
まうでしょう。あれほど感動的に唄って下さる方は島津亜矢さんを措いて他に考えられないから、権
利者は歌って頂く努力を惜しんではならないと思います。
仮に、他に歌う人がいたとしても、それを聴きたいとは思わない。いや、少なくとも私はそうです。

島津亜矢さんは、その他の歌謡曲、歌謡浪曲、洋楽、ポップス等に於いてもその歌唱力で偉才を発揮
されておられますが、人々を楽しませる技にかけては歌謡界屈指のスーパーエンターテイナーだと、
亜矢姫の本質を知る人は何方もが唱えることでしょう。
さて島津亜矢さん、この多彩な資質と財産を今後どのように発展展開されていかれるのか、楽しみが
膨らんで興味が尽きませんねえ。

今日は、身辺の雑事を書こうと思ったのですが、ひょんな事から最後はまた亜矢姫のことになってし
まいました。いやはや・・・他にすることや、考えること無いのかしら。我ながらあきれます。

2月3日 NHK歌謡コンサート

第902回:歌謡コンサート「歌こそ我が人生! 真剣勝負名人戦」、録画準備はしてあるもののや
っぱり生放送の臨場感がいいに決まっているから、諸々の事は早くに済ませてテレビ桟敷で待ち構え
ました。
オープニングのテーマと共にご出演の方々のお顔が一人づつアップで映し出される。
何方も面持ちは硬くて緊迫感がひしひしと伝わってきます。いつもとは違う異様な雰囲気だ。「真剣
勝負名人戦」と銘打っての特別版だから尚更に緊張の度合いは強かったに違いない。

しかし、さすがは豊富な経験をお持ちのベテラン歌手の方々ばかり、繰り出されるパフォーマンスは
それぞれにお見事だった。
布施明さんは圧倒的な声量が強烈な印象を残したし、夏川リミさんは美しい歌声と独特な雰囲気が印
象的、五木ひろしさんはいつもながらの丁寧で上手い歌唱が印象的だった。「かえり船」での弾き語
りはご本人の希望だったらしいが、名人と言われるプロギタリストの伴奏を得ていたならばもっと歌
の情感が引き立ったのではないかとも感じました。

そして島津亜矢さん、今回の一曲目の歌は「I WILL ALWAYS LOVE YOU」だ。今回この曲を取り上
げてくれたNHKさんにお礼を申し上げたいぐらいの心境だが、発表があった時からとても嬉しくて
亜矢姫大ブレークのきっかけになるのではないか、いやきっとそうなると大きな期待をしていた。

唄う場面ではこの難曲、大曲に挑むため瞑想し集中する姿が印象的だったが、いざ歌が始まってしま
えばいつも通りのパフォーマンスで、地声裏声が行ったり来たりで醸し出すその歌世界は圧倒的だと
感じた。何がこんなに聴く者を引き付けるのか、やっぱりあの声か、はたまた歌唱力か、いやその両
方か。
終わった後のTwitterでは、話題と高評価を独り占めしたのではないかと思わせるほど書き込みが多
かったが、やっぱりあの歌声(歌唱力を含め)が人々を魅了するのだろうか。
他の方々も素晴らしいパフォーマンスを披露されたから番組自体は近来まれにみる良い番組となった
と思うが、亜矢姫に限らずじっくりと録画を見直すのも興があるのではないだろうか。

ところで、この歌「I WILL ALWAYS LOVE YOU」を亜矢姫が初めて歌われたのは2009年10月
22日 NHKホールで開催されたリサイタル『熱情』の時だったと思う。
この時、私はその前日にゲネプロなるものを観覧することが出来たのですが、その感想を2009.11.5
に掲示板『演歌桜・亜矢桜』さんに次のような書き込みをさせてもらいましたので、ここに少し再掲
します。

 今年は初めてゲネプロを見させてもらいましたが、本番直前のリハーサルとは言え、第一部の殆ん
どを見聞きさせてもらうことが出来、貴重な体験をさせて頂きました。
特に舞台が例年にも増して華やかになっていて、これほどの舞台仕立てはテレビで拝見する演歌の方
では見たことも無いなあ~と思いつつ、これもやはり亜矢姫の実力と人気が多くのファンを呼び込む
ことでお金をかけることが出来るのだな~と、1人合点しながら思ったことでした。

このとき、「I WILL ALWAYS LOVE YOU」を初めて聞かせてもらったのでしたが、予備知識など何
もありません。が、とにかくあの声(とてつもない美声)に圧倒されて非常な興奮を覚えて涙が流れ
てしまいました。人間って意味など何も解らないのに人の声だけでこんなことになるなど、ほんとに
初めての体験をさせて頂きました。
NHKホールの2階席、比較的前列の方でしたがあの美しい高音での裏声と地声が絶妙のバランスで
ホールいっぱいに響き渡り、その包まれ感によって気持ちは昂ぶり且つ陶然となり、私は忘れえぬ感
動を覚えさせてもらいました。貫田さんのサックスも華を添えてとても素晴らしく印象的でした。

オーディオの世界でのベストリスニングポジションについては深く研究され、そう多くのポイントが
ある訳で無いのは周知のことですが、思うにコンサートホールにおいてもベストのポジションがある
とすれば、NHKホールの場合はあの2階席の前列側かなと思ったりします。「亜矢研」サイトで何
方かが、もと「のど自慢」の司会をされていたアナウンサーの方お二人がこの席で鑑賞されておられ
たとの書き込みを読ませて頂きましたが、関係者の方々は言わず語らずにこのことを承知されておら
れるのかなと、考えたりしています。また、コンサート用のニュー・スピーカーも姫さまの美声をよ
り際立たせてくれたかも知れません。


残念ながら、この時唄われた「I WILL ALWAYS LOVE YOU」は、後に発売されたDVD『島津亜矢
リサイタル2009熱情』には収録されていません。理由は解りませんが著作権等で何らかの不都合
があったのかも知れません。確たる理由は分かりませんが、ただこの歌はこの頃からかなり唄いこま
れた歌には違いありません。

つづいての『愛染かつらをもう一度』と『独楽』は緊張がほぐれたあとの歌唱で伸び伸びと唄われた
し、あの笑顔と自由な動きはまさに余裕と自信を見せつけてスーパーエンターテイナーの面目躍如を
ファンの心にしっかり植えつけたと思います。やっぱり笑顔はファンの心を和ませますね~。

カラオケ趣味

いま世間ではカラオケが大流行でDAMやUGAなどの装置を備えたカラオケ店が人気のようだし、その他
歌を教える教室も多いというが、その受講者は高齢者が殆んどらしい。
現に私の連れ合いも友達と示し合わせて、今日はこちら明日はあちらと毎日のように出かけているが、それ
なりに目標もあるらしい。

メジャーなレコード会社も素人相手に各地のカラオケ教室と提携して昇級試験や昇段試験を実施するから、
生徒の方はレッスンの無い日はカラオケの唄える喫茶店やカラオケ店に出かけて練習に余念がない。
人間幾つになっても向上心は失わないものらしいから、生き甲斐も生じてまことに結構なことだと感じる。

そんな訳で、こちらまで足代わりに使われる事になるから、行ったり来たりは面倒だとついつい少しばかり
のお付き合いもしなければならなくなり、慣れない声出しをすることになった。
今までは、テレビでしか聴くことのなかった新曲も譜面片手に歌真似をするが、まともな歌には決してなら
いし、DAMの採点などは見るも恥ずかしいものとなっている。
亜矢姫の歌を聴く以外は深い興味も湧かないから仕方ないのだが、それにしてもその下手さ加減は異状なも
のとなっている。とにかく音程が悪いし、その他諸々も悪い、いわゆる音痴の極み、いやはやです。
まあ、それでももいいか、声を出すことに意義あり、で健康のためだと合点すれば苦も楽になるから、それ
なりにお付き合いは続いている。

ところで、それぞれの教室では大概年に一度発表会を催しているが、なかなかどうして内容の濃いものだ。
出場を予定する者は、半年以上前から準備にかかる人もいて、その取組姿勢はまじめで真剣だ。
迷った挙句に歌を決め、歌詞を覚え、レッスンを受け(これ別建て料金)、貸し衣装の品定め、本番近くに
なるとリハーサル(これも、複数回で別建て料金)、もちろん数万円のエントリー料もかかるが、さらに女
性はヘヤーセットもしなければならないから大変だ。
趣味か遊びか知らないけれど、要るお金に糸目はつけない人も多いから、世の仕組みで経済の活性の一助に
はなっている。

本番ともなると、それはそれは派手やかなもので、金ぴかのドレスや派手柄の振袖に身を固める人がほとん
どだし、男性もそれなりにめかし込む。それも、年齢を聞けばビックリで関係する教室の今年の出場者の最
高齢は男女とも八十五歳だった。この頃は、年寄ながらに意欲的でハツラツとされている方が多いと感じる
が、生き方のお手本になる方々かも知れない。
会場設営もかなり本格的で舞台袖にミキサー、会場にPA、スピーカーは2段積み、モニタースピーカーも
2台は置いてあるから、かなり本格的な仕様となっていた。こんな様子のなか唄う人はスポットも当てられ
て、きっと気持ち良かったに違いない。

我が連れ合いも、カラオケを習い始めてほぼ十年になるが、この頃は少し上手になった気がする。しかし、
昇段試験はおいそれとは行かないらしいから、生涯カラオケから離れることはないだろう。とにかく唄うの
は好きだし、聴く方は島津亜矢さんが好きだ。
唄うのは亜矢姫の歌が多くて、発表会では九回連続亜矢姫の歌で通している。
覚えのため順に挙げると最初が[相生]で、次が[お吉]続いて[一本刀土俵入り][おつう][大忠臣蔵][お梅][瞼
の母][浦里][女優・須磨子]と、最初の曲以外は全部セリフ入りの名作歌謡劇場オンパレードだ。歌詞覚える
だけでもよくやったと、褒めてやらねばなりませんかね~。

そんな事になっているので、この教室の興の一つになりつつある感じで期待する向きもあるようだが、唄は
決して上手くない。要は歌のインパクトが強いから印象に残るのでしょうね~。
世はカラオケや昭和の懐メロが大流行のようだが、時に意見が衝突することもある。今もテレビで特番が組
まれることの多い昭和の大歌手○○ひばりが出ると、妙に肩を持つ。肩を持つのはいいが、比較してどうの
こうのと言うのは、止めてくれって言うんだ。
こちらは、なんてったって圧倒的に声が良いんだ、懐メロ唄ったら元歌の人超えるほどの上手さだ、何せ歌
のジャンルが広くて洋楽もバンバンだ、持ち歌も他には例を見ない独特な世界を持っている、こんなスーパ
ーな人がどこにいるってんだ、いたら教えてみろ、冗談いうな、くそ!!・・・と、こんな具合。
ところが相手も簡単に引き下がらないから、腹が立つ。そりゃ~ヒット曲のこと持ち出されては、ちょっと
こちらも言い淀んでしまうんですね~。ここで互いの主張は行き別れになる。

まあ、このような時代になったから、歌い手さんもCD買って下さいとはあまり言わなくなって、どうぞ唄
って下さいって言われる。カラオケ印税が入るから、ヒット具合も判るのでしょう。
演歌界でも某有名大物歌手はカラオケ印税だけで年間六千万円とかの噂もあるから、凄いものと思うが真偽
の程は解らない。

とにかく、明るく楽しく気持ちよく、亜矢歌で参りましょう。

追記。
9月21日多治見コンサートのキャッチコピーが、あまりにファン心をくすぐる名文だったので下に再掲し
ておきます。
「演歌の枠にとどまらない日本人最高の歌い手島津亜矢の歌声は、神が与えた神器。ド迫力の声量と音域の
広さは圧倒的。さらには繊細な表現力も兼ね備えており、日本人最高の歌い手との呼び声も高い。演歌だけ
でなく、ポップスソングの表現力も超一級品。歌と声に酔いしれ、感動のひとときを。」
出典 www.tajimi-bunka.or.jp

忍ぶ恋

今週29日から始まった、新聞、テレビでのユーキャンさんによる『島津亜矢の世界』(CD10巻組)の
一大キャンペーン、あまりに大々的で華々しく、まったくもって度肝を抜かれる程の壮大な仕業でしたが、
いつまで続けてくれるのでしょう。短期集中で一気にという感じだったのか、今日はまだ見ていない。

こういう形での宣伝、歌謡界では今までに見たことも聞いたこともない程のスケールの大きな宣伝だったと
思うのですが、亜矢さんの実力を熟知するファンにしてみればこのようなやり方は驚きではあるけれど、あ
の多彩な声と美声で多彩なジャンルの歌を並外れた歌唱力で唄いこなす亜矢姫の事を思えば、これが不思議
な事にも感じられず、広い世間に知らしめるにはこの程度のことはあってもよいと、誇らしく平然と受け止
めておられる方が多いのではないかと思われる。

しかしながら、よくよく考えてみれば、恐らく莫大ではないかと思える宣伝費をうまく回収できるのかしら
と、いらざるところに思いが至ってしまうのだが、この会社の思い切りの良さ、度胸の良さは亜矢姫の歌に
ある紀伊国屋文左衛門の世界を地で行くような痛快さを感じますね~。大成功になることを祈ります。

ところで、先日多治見コンサートに参加させてもらいましたが、主催者のキャッチコピーがあまりに素晴ら
しい表現をされていましたので、記念にと思いちょっとコピーをさせてもらいました。
ユーキャンさんの、この度の大宣伝は会社ぐるみの意志が反映されたものと思えるが、その思いは多治見コ
ンの主催者と同じ思いがお有りではないか、いや或いはそれ以上かも知れませんね~。


9月21日多治見コンサートのキャッチコピー
『演歌の枠にとどまらない日本人最高の歌い手島津亜矢の歌声は、神が与えた神器。ド迫力の声量と音域の
広さは圧倒的。さらには繊細な表現力も兼ね備えており、日本人最高の歌い手との呼び声も高い。演歌だけ
でなく、ポップスソングの表現力も超一級品。歌と声に酔いしれ、感動のひとときを


7月の新歌舞伎座公演・楽日を観て、こんなことを書きました・・・・・。

忍ぶ恋
長兵衛様 ふんこがすぞ様 亜矢友のみなさま 今晩は。
24日の新歌舞伎座 千穐楽の観劇に行ってきました。年に数度のささやかな楽しみですが、外は暑くても
歌や演劇に酔わせて頂くには、多少の我慢は仕方ないですね。

「恋の至極は忍恋と見立て候。逢ひてからは恋のたけが低し、一生忍んで思ひ死する事こそ恋の本意なれ」
  歌に・・・恋死なん のちの煙にそれと知れ つひにもらさぬ中の思ひは
 これこそたけ高き恋なれと申し候へば、感心の衆四五人ありて 煙仲間と申され候。
・・・これは「葉隠」のなかの一節
葉隠とは「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」という言葉で有名な「葉隠聞書」のこと。語ったのは佐
賀藩の山本常朝という人、語るところを筆記して編纂したのが田代陣基という人。1710年から7年の歳
月要したという。三島由紀夫はこの「葉隠聞書」を終生の座右の書としていたらしいが、これを哲学書と見
れば三大特色を持っていると「葉隠入門」の中で書いている。すなわち、行動哲学、恋愛哲学、生きた哲学
、であると。

その中で、三島由紀夫が特に忍恋について書いているのが次の文章。
いまの恋愛はピグミーの恋になってしまった。恋はみな背が低くなり、忍ぶことが少なければ少ないほど恋
愛はイメージの広がりを失い、障害を乗り越える勇気を失い、社会の道徳を変革する革命的情熱を失い、
その内包する象徴的意味を失い、また同時に獲得の喜びを失い、獲得できぬことの悲しみを失い、人間の感
情の広い振幅を失い、対象の美化を失い、対象をも無限に低めてしまった。恋は相対的なものであるから、
相手の背丈が低まれば、こちらの背丈もも低まる。・・・・・

なるほど名文と思えますが、このふうてん奴には何となく解るような解らないような、いやはや・・
この度の新歌舞伎座、島津亜矢特別公演がこの24日、大好評の中に打ち上げとなりましたが、思い返せば
私奴にとってはやっぱり「おしずの恋」が今でも心に残っています。
劇はテンポが良いし、本も良い感じで、昨年とは大分様子が違いました。亜矢姫の一生懸命の演技は迫真も
ので、内のカアチャンも泣いていた。
亜矢姫おしず、葉隠の言を引き合いにすれば底辺に流れるのは忍ぶ恋で究極の恋、至高の恋とは、を問う。
・・そして、その恋の行方は果たして・・・亜矢姫、および共演者の明治座での名演をお楽しみに。


コンサートの場面では、特に人生の師とも仰ぐ星野哲郎先生とご祖父の事を取り上げて話されたのがとても
印象的でした。終生忘れ得ぬご恩を授かった星野先生、だから星野先生の作詞された曲は元歌が何方であれ
何が何でも唄わせて頂く。それが、終わることの無い先生へのご恩返し。解りますね~亜矢姫のお気持ち。
ご祖父さまのことは、以前にビデオ画像で拝見したが、映像の中で「通り一遍の歌手ではなく、この娘に合
った何か特別なものを持った歌手になって貰いたい」と遠くを見透すような話をされていたのが、印象的で
したが、何かにつけ亜矢姫の行く末に示唆を与え続けておられたと想像しますと、それが花開いているいま
、姫さまの心に去来するものはきっと多くのものがあるのでしょう。

終演の舞台では、主な共演者がそれぞれの思いを語られましたが、歯の浮くようなお世辞は無かったけれど
舞台女優として畏敬の念を込めて語られたのは間違いのないところだと思う。まさに、場面によってはたじ
たじを感じられたことも、きっとお有りではなかったかと思う。まさに、舞台女優としての地歩も確実にさ
れておられると感じました。イヤ、猫には猫の感じ方や思いもあるのでございますよ。

公演は僅か二日しか観ていないから生意気なことは言えませんが、やはり若い方が相変わらず少ないと感じ
た。若い人の知名度を得るには、やはり紅白でしょうかね~。素地は超一級だから、残るは宣伝のみか。
テイチクさま、テイチクさま、ああテイチクさま。~~~これ、猫の唱え文句です。

最後に「葉隠」の中からもう一言。
〇仕事に関しては、大高慢で、死に狂いするくらいがいい
 武士たる者は、武勇に大高慢をなし、死狂ひの覚悟が肝要なり。不断の心立て、物云い、身の取り廻し、
万づ綺麗にと心がけ、嗜むべし。奉公かたは、その位を、落ち着く人によく談合し、大事のことは構はぬ人
に相談し、一生の仕事は、人の為になるばかりと心得、雑務方を知らぬがよし。
 
それでは、みなさま好き勝手でご免なさい。ニャーオ~。

以上、2014/07/25 『亜矢姫』談話室に投稿
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    Author:ふうてんの猫
    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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