ロームシアター京都コンサート

11月16日、のどかな日和のなかロームシアター京都まで島津亜矢さんの公演を見に出かけてきま
した。京都は自分の住居地からは1時間半ほどで行けるので、気分的にはかなり楽です。
会館近くの疎水あたりでは木々も紅葉していて美しい景色も楽しめました。
後で、知りましたが亜矢姫さまもこの辺りを少し散策されたとか、お忙しい身とすれば、ほんの僅か
なひとときでも癒されたとブログに書いておられました。

この京都会館でのコンサートは、6年振りになるとかの話が亜矢姫からあったように思いますが、自
分の場合は今回が2回目、もちろん1回目は改築前の旧館で6年前ということになります。
あの時も、チケットは今回と同じくチケットピアの窓口で買いましたが、宛てがわれた席はどんつき
の最後列でした。
カウンター嬢が座席本の全国版から京都会館を探し出し、お客さん、一番前の席が空いていますと言
いなさる。ヒャー嬉しい、やっぱりカウンターには来てみるもんだと、ほくそ笑んだのは良かったの
ですが、しかし、公演日まではそんなに日にちがないのに人気の亜矢姫の公演でも、そんな事もある
のかねと不思議に思ったのでしたが、よくよく確かめて見れば、何と何とこのお嬢さん、座席本のさ
かしま読みでの案内でしたから、実際が分かったときの、あの白けた気分の落胆は今でも忘れ得ぬ思
いでとなっています。

ケェ!、お姉ちゃん、亜矢姫の人気はそんなもんじゃねえんだ。
もっと広い世の中をよく見聞きして勉強しとかなきゃならねえよ、亜矢姫の人気の程を知らないなん
て、そりゃあんた世間知らずというもんだ!!・・・ここのところは声に出しません。若いお姉ちゃ
んにそんなこと言っても、無理な面もあるから、ちょっと控えましたね~。

今回の席も最後列から一、二列前だったが、買ったのが一か月半前の9月末だったのに、もうこんな
後ろの席しかないんですからね~、やっぱり亜矢姫さまの人気はすごいもんだ。
まあ、後援会に頼む手もあったかもしれないが、扱いの有り無しも解らないので、前回同様にチケッ
トピアにしましたが、状況は以前と変わらずでした。

今回も、亜矢姫は客サービスの握手回りで、どんつきまで上ってこられたが、いやはやご苦労さまな
ことです。つくづく思うに、この凄い体力はどのようにして培われたのだろうかと、畏敬の気持ちで
いっぱいです。正に唄うアスリートだと確信しますが、昼のみならず、夜の部もですからね~、その
体力たるや計り知れませんね~。
マネージャーさんも二人がかりで、腰を落としてのサポートで、こちらのお二人もご苦労なことだと
感心します。しかし、まだお若いからと気持ちの整理はつきますが、それにしてもハードな役回りで
すから、あとで足腰いたくならないのかしらと、あらぬ心配までしてしまいます。

そうそう、凄いことと言えばサポートバンドのトランぺッターさんの、あの踊り(パフォーマンス)
も相当の素養がなければ出来ないのではないかと思われますが、あの体さばき、足さばきは見事なも
のだと感心します。やっぱり体力と素養が物を言うんですね~。

自分は二か月ほど前から少し早起きして、毎日10分のラジオ体操をやり始めていますが、第二体操
では片足跳びを交互にやる動作が組まれていて、慣れない頃は足がもつれてしまって上手く動けなく
て情けない思いをしました。
体力の衰えは思いの外ですから、普段から少しでもとの思いは持っていなければならないと思います
が、亜矢姫ご一家の方々ようなハードな動きは微塵も出来ないのは分かっていますが、ほんの寸分で
も見習って体力維持に努めなければならないと、心を戒めています。
さて、どうなりますことやら??。

さて、前置きが長くなってしまいました。
ここでのコンサート、亜矢姫さまの歌声はあんな後ろの席までも朗朗と伸びてきて、弥が上にも心が
弾み、亜矢姫コンサートはこんなにも楽しいものなんだと、気分を新たにしました。
また、バンドさんも乗り乗りで、大阪で感じた、やや乗れてないかなと感じたことも雲散霧消。
音響はやや硬調かなと感じる面もありましたが、亜矢姫の歌声がすべてを打ち消して余りある感じで
、すべてが楽しいものでした。
こんな楽しさは、あのフェスティバルホールでもこれ程には感じませんでしたから、このホールで自
分が感じた楽しみはちょっと忘れがたいものとなった気がします。

また今回は、舞台を俯瞰するような位置からの観賞でしたので、舞台上に天井から降り注ぐ光が、い
っぱいの矢車や水玉や花びらのような模様を描き出していて、電飾飾りと相まってそれはそれは美し
かったのですが、このようなものを自分が見て感じたのは今回が初めてでした。
いつものコンサートでは気が付かなかっただけなのかしらと、やや疑問符がつきますが、ここのとこ
ろは確かな記憶がありませんので、自分では初めてのこととしておきます。

このホール、改築にあたっては全国の名のあるホールを参考としてベストなものにするとの、抱負が
ネット上にも掲載されたと思いますが、メインホールだけは全面建て替えとなっているそうですから
、贅を尽くしたホールになっているのでしょう。ちなみに、舞台天井までは12メートルあるそうで
すから5階建てのビルにも匹敵します。
新装開場したのは2016年の1月10日ですから、大きなホールでは最新鋭のものと言えます。

正式名称は京都会館ですが、改修工事費用の捻出のため、地元の電子部品メーカー、ローム株式会社
に命名権を売却したので、名称は「ロームシアター京都」となっています。
契約期間は50年で総額52億5000万円という破格の契約となっているとのネット情報がありま
す。(ローム株式会社~京都に本社を置く総合電子部品メーカー)

さて、今回の参加は自分だけでしたが、連れ合いにはこのコンサートが素晴らしかったことを伝えて
いますので、次回あるときは私も行きたいと、きっと言うに違いありません。

パソコン壊れて大弱り

最近パソコンが壊れてしまい難儀することが多くて四苦八苦しています。
パソコンのHDDはおおよそ4~5年で壊れるものと思って下さいと、修理工房さんはいとも簡単に
仰る。
もちろんそれはハードな使い方をされる人の場合だと思いますが、自分の場合はそんなにハードに使
いこなせる訳でもないから気分的にはまだまだ行けると思っていたのに少々ショックです。
指折り数えてまるまる6年持ったことになりますが、まあ、仕方のないところでしょうか。

壊れてWEBにアクセス出来ないのは仕方ないとしても、何より困るのは保存ファイルやソフトその
他諸々が全てチャラになってしまったこと。
何事もあきらめが肝心とはいうものの、やはり未練はある。今回の修理で、思いがけなく助かったの
は購入時に1.5万円もかけて作ってもらっていた「リカバリーデスク」だ。費用がかなり安く済んだ
のがせめてもの慰め。今時だと7千円程度で作成してくれるらしいから、転ばぬ先の用心で、これは
必須だと思い知りました。

こんな事で、気分的にかなり落ち着かない状況でしたが、やっと今WEBも覗くことができるように
なり、少しづつ以前の状況に戻りつつあります。


さて、島津亜矢さんの新曲、西郷隆盛/吉田松陰、歴史上の大人物の一代記を謳っているような内容
で詞も解りやすい。
亜矢姫の唄もノーマルボイスで外連味がなく、自然な唄い方てとても好きですが、特に「西郷隆盛」
に惹かれます。固有名詞を曲名としているなど珍しい歌ですね。
手に入れてさっそく聴いています。

好きな亜矢姫の生歌に関しては9月26日にフェスティバルホールに出かけたのですが、6月の劇場
公演以来ですから、ほんとに久しぶりです。
相変わらずの美声を楽しませてもらいましたが、特に感銘をうけたのはフィナーレの歌として名作歌
謡劇場の中から「お梶」をセミ・ロングバージョンに仕立て直して見事に演じられたのですが、従前
、長く続いた「俵星玄蕃」を完全に払拭していたことでした。
まさに、多芸多才が際立った実演て後顧の憂いなど全くないと感じました。芸人魂が脈々ですね。

唄われた曲目では持ち歌とカバー曲がほぼ半々だったと思いますが、カバー曲の中には全く知らない
歌もあってちょっと戸惑いもありました。
曲目構成では、古い歌でも星野先生関連のものや、北島さんのものや、姫のCDに収録されているも
のを唄って下さるのは大歓迎ですが、言わば流行り廃った他人の歌を唄って下さっても、気持ちが散
漫になって楽しめないと感じました。
特に会場回りのときは、声は聞こえど姿は見えずの状態が結構に長く、こちら立てればあちらが立た
ずですね。ファンサービスとしては仕方ないのでしょうが。

持ち歌の中には、You Tubeで220万回(動画2本計)もアクセスされている「想い出よありがとう
」などを代表として、発売されたアルバムの中には好楽曲が山ほどあります。これらの楽曲を逐次取
り上げて唄って下されば、これほど嬉しいことはありません。こんな感想を持っているのは自分だけ
ではないと思うのですが、だめなんですかね~。その訳、知りたい!!

テレビでは最近大型企画番組が続いて楽しめました。
「新・BS日本のうた」では演歌名人戦と銘打って4人スペシャルがありました。演歌と銘打ちなが
ら亜矢姫さまは洋楽の「マイ・ウェイ」を唄われるという場面もありましたが、演出が亜矢姫の歌芸
を相当に深く知っておられるであろう疋田拓さんでしたし、おまけに構成が放送作家の井上知幸さん
(鶴瓶の家族に乾杯の構成)でしたから特別に見応え聴き応えのある番組に仕上がったのでしょう。

「みだれ髪」では中村さんが地声だけで、亜矢姫はファルセットも使って唄われましたが、それぞれ
に特徴が出ていて趣がちがいました。
特に亜矢姫の場合は地声、裏声、或いはミックスボイスを自在に使い分けて唄われるし、その他ウナ
リ、鈴ころがし、声を瞬時に切って落とす、というワザもお持ちです。そりゃもう高等技オンパレー
ドで、歌に応じて、必要にして必要なものを自在に繰り出して表現される。
例えば、裏声にしても他の方に例があるように高音が出ないからファルセットで逃げるという唄い方
では決して無いから、歌に余裕が出て情感が深くなる。これが姫の特性だと思いますが、如何。

まして、あの美声と声域の広さ、音圧が強くて声量が圧倒的、それに表現力に説得性がある、など特
性中の特性でしょう。まれに見る天才と呼ばれる所以はその辺にあるのだと思います。

そういえば、先日スカパーで再放送のあった丸亀でのキム・ヨンジャさんとのスペシャルの時も、演
出は疋田拓さんでした。この時も大いに楽しめました。

「BS TBS」での3回に亘る特集も楽しめました。TBSのスタッフさんにどのような意図が
あったのかは解らないけれど、姫が唄われたのはほとんどカバー曲ばかり。
カバー曲を嫌うわけではないが、亜矢姫さまの真骨頂は持ち歌に圧倒的に多いから、次回があるとす
れば熱い芸がほとばしる企画演出を願いたい。

むかし、こんなことを書きました。
http://kinsyuu3.blog100.fc2.com/blog-entry-248.html

最近のオーディオ

台風9号の進路に当る皆さま、被害やお怪我の無いようにお祈りいたしております。

年に数回は列車の旅をすのですが、いつもそのお供に持ち出すのが携帯音楽プレーヤー。
家でこれを使って音楽を聴くことは殆んどないのですが、旅行には必携です。最近は画期的な新製品が
でてきて興味心が刺激されるのですが、いまいち、購入したいという意欲が湧いてこない。
裏返して言えばケチになってセーブする心がつよくなり、もともと無い智が少し回るようになったとい
うのが本当のところかも知れない。

昔は新しい物好きで宣伝広告に煽られて割と衝動買いもしたように思うのですが、定年をとっくに過ぎ
てしまえば月々の小遣いも限られてくるし、せびってばかりいれば小言を喰らうのが落ちだから、あれも
これもと欲張りはしないようにと自制を心掛けざるを得ません。
この頃のはやり言葉は、ハイレゾがどうの、いやDSDがどうの、USB DACがどうの、ネット配信が
どうのとあれやこれやの情報が飛び交っていますから、興味の範囲で多少のことは知識を得たりしてい
ます。

そんな中で新製品の携帯音楽プレーヤーではハイレゾ音源のデーターをメモリーに取り込んで再生出来
るのは勿論、MP3などの圧縮音源でもデジタル処理でハイレゾに近づけて再生が出来ますと謳っている
ものまである。

そもそもハイレゾ音源はCDスペックの数倍から数十倍以上の情報量をもつと言われるから出てくる音も
相当に品位が高いらしく愛好者もかなり多いと思われます。
ただね~、現在ディスクで売り出されていて簡単に買えるものはSACDしかないから、ダウンロードで
買ってHDDに取り込むなどという作業は、自分みたいなパソコン不得手な者にはあまり向いていないから
敬遠と決め込んでいます。
仮にHDDに取り込んだとしても、万が一のためにバックアップじゃ、何じゃと、煩わしさが付きまとう
から、どの道気が進まない。SACDの場合は再生機器さえあればこれはこれで楽しめますからね。

その他USB DACもPCにため込んだ音楽を専用ドライバーを使って再生できるが、これまた何かの
不具合でPC上のプレーヤーのDeviceが消えて無くなってしまうなど、回復には一手間かかってしまって
煩わしい。

そんな中で最近見つけて手に入れたのが、HDDオーディオプレーヤーなるもの。
筐体のなかに500ギガバイトのHDDを備えておりCD400枚以上がフルスペックで取り込む事が
出来る。
おまけに、アンプまで内臓しているからスピーカーを接続すればすぐに、かなり良質の音楽が聴けて
楽ちんこの上なし。
LAN端子もあるから外付けのDVD(BDR)ドライブでCDをリッピングすればジャケット情報や曲目
情報まで取り込んでくれる。
ディスプレイを見ながら選曲すれば家庭内ジュークボックス(ちょっと古いか)の出来上がり。
取り込みはWAVかFLACが指定できるからWAVのスペックであればディスクCDと全く同じ。さらに
再生時にはデジタル処理でハイレゾにアップコンバートできる機能があるというが、そこのところは
あまり期待しない方がよいかも知れない。

PCに入れてあるMP3などの圧縮物は曲の探し物をするときに便利だからこのままにしておく事に
して、早速CDのリッピングに取り掛かっています。先ずは島津亜矢さんを入れなければ事が進まない。

「SIGER」「SINGER2」「SINGER3」といれて「彩ーAYA」「鏡花水月」と名盤
2枚を入れる。
続いて「BS日本のうた」シリーズⅠ~Ⅷ、
「温故知新」カラオケ人気曲(清水港)が入ったのはこのアルバムが最初だと思う。
「島津亜矢不朽の名作集~星の哲郎・艶歌・縁歌・援歌」~星野先生のナレーションがはいっている。
「亜矢・美空ひばりを唄う」~残侠子守唄、裏町酒場などひばりさんではあまり聴きなれない歌を収録。
「亜矢・三波春夫を唄う」~赤垣源蔵、俵星玄蕃はお馴染だが、出色は桃中軒雲右ヱ門、
出世佐渡情話、この声 この歌唱何とも言えずに酔わされる。
「名調子!島津亜矢セリフ入り股旅演歌名曲集」~今は亡き野本高平さんのセリフ構成が情味圧巻
で世に出ている股旅ものの中での最高傑作ではないかと思える。

手許にはまだまだあるが、取り敢えず以上を済ませた。さて、これからどう取り掛かりましょうか。
コンサートなどなかなか行けない身にすればこんなことでもしているのが慰みなのですね~。

くだらない雑話、お目通し頂きありがとうございました。

新歌舞伎座公演・大団円

6月、7月と東西の老舗大劇場の舞台に連続して立つ島津亜矢さんの特別公演。
先駆けとなった新歌舞伎座における27公演は二十日間という長丁場を乗り切って6月23日に無事
千穐楽を迎え大成功裡のうちに大団円となりました。
ご出演の皆様ほか関係者ご一同さまには安堵と満足感を覚えておられることとお察しし、ファンの一
人として陰ながらお慶びを申し上げたい気持ちでいっぱいです。

両劇場からの懇篤な要請があったにせよ2ヶ月連続公演というのは島津亜矢さま及び関係者の皆さま
にとっては初めてのことであり大きな賭けであったに違いないと思えます。
客待ちの公演ですからその成否は幕を開けてみなければ分からない。きっと諸々のプレッシャーが心
をよぎったに違いないと思えます。何事にも謙虚な亜矢姫さまですが、相当に躊躇された上での決断
ではなかったかと想像されます。
しかし、「案ずるより産むが易い」の言葉通り、劇場側の思惑は見事に当り連日多くのお客を集めて
双方目出度し目出度しの結果となったことは、亜矢さまにとって何より嬉しいことであったに違いあ
りません。

この公演では熱い思いのファンの皆様の後押しがあったし、多くの隠れファンの方々もおられた。
その他、亜矢姫さまの名声に呼び寄せられた一般客も多くおられた。そんな様子がファンが集う掲示
板やブログ等に多く掲げられました。

7月は首都公演ですが、大阪での実績を踏まえれば成功間違いなしと思えます。亜矢さまも余念を挟
まずに芝居に歌にと力を集中されるでしょうから、ますます円熟した芸が披露されることでしょう。
明治座公演を心待ちになさっておられる方も多いと思いますが、後しばらくで思いが成就しますね。

 
さて、私は三日目と千穐楽を観賞させてもらいましたが両日とも期待通りの楽しみを享受することが
出来ました。
ただ、お芝居においては日替わりで少しづつ変化があったとの掲示板情報も得ていましたが、三日目
と千穐楽では何がどう変わったのやら、うろ覚えのところもあって皆目見当もつきませんでした。
リピーターさんも多かったでしょうから、少しづつ変化をつけて楽しんでもらうという手立てがあっ
たのかも知れません。

このお芝居の最大の山場は、左トン平さん演じる‘藤七’が人としての情に葛藤して選んだ道が孫娘
に対して、果たして良かったのか悪かったのか、‘お紋’はどういう返事をくれるのか、・・・
この辺りからのやりとりが情にほだされる場面で、見ているほうも感情が激して涙が自然と溢れ出る
・・・これが三日目に見た芝居でした。
しかし、千穐楽ではセリフは同じはずなのに、感情の同化や高ぶりが起きてこない、というより稀薄
になっている。なんでこうなるのか、気が付かないところで何か変化があったのか、それとも自分が
見慣れたせいで感激が薄くなったのか、ここのところがよく解らなかった。
ここの感想は同行した連れ合いも同じだったから、あながち自分だけの感性が鈍っていただけとも思
えない。
・・・東京のお客さんにも感涙に咽んでもらいたいと思うから、ここのところは最高の演出、演技を
披露して頂きたいと切に願っています。

ところで、歌い手さんの劇場公演といえば劇場側のお仕着せかどうか知らないけれど、お芝居と歌謡
コンサートの2本立てとういうのが定番になっていると思います。それはそれで伝統のある仕立て方
だと思いますが、いささかマンネリに過ぎないかしらと疑問に思えるときがあります。
いつぞやの公演の時のように、歌謡コンサートだけをリピートで観賞される方もおられるから、その
ようなファンの欲求を満たす何か新機軸なものを創案して上演して貰えないものかと考えたりするこ
ともあります。

近年、NHKテレビで放送された、片岡千恵蔵主演の映画『鴛鴦歌合戦』を見ましたが、コメディー
仕立てのミュージカル時代劇になっていて、とても見応えがあって面白いものでした。1939年頃
にこんな斬新な発想があったことにも驚きました。
亜矢姫さまの劇場公演も、姫さまの特質を生かした独特のものを創り上げて欲しいと思うのですが、
如何でしょう。スーパーバイザーという力持ちもおられることですから、その気になれば何でも出来
そうに思えるのですが、やはり先頭を走るのは亜矢姫さまであって欲しい。

さて、歌謡コンサートですが、いつものように洋楽も取り入れての圧巻の歌声を聴かせてもらいまし
たが、とても素晴らしかったと思います。
ただ、姫さまの場合は持ち歌の多彩さから、どこから取り上げても千変万化のパフォーマンスを披露
して頂けるはずですが、如何せん限られた時間内では個々人が望むものをすべて満たして貰うのは無
理な事で、その日演じられ歌唱されたものを思い出として記憶に留めるほかは無い。

最後に出演者全員が舞台に上がって賑やかに唄われた『亜矢の祭り』は『独楽』のカップリング曲で
星野哲郎先生の作詞なんですね~。今頃気が付くなんてと、笑われそうですね。
最後に、一つだけ、余計なことだと叱られるかもしれませんが、セ・シ・ボンのときのタキシードの
上着がちょっと窮屈そうで、後ろ向きになったときに皺が目立って見えましたが、あれはあのような
仕立てなのだろうかと余計なところに目がいってしまいました。
いずれにしても古い人間からすれば、天下の亜矢姫さまだからパリットしたもので見せて欲しいと思
いましたね~、欲張りですかね~。
今度はビデオ撮りもあることだろうし、お似合いのパリットしたもので願いたいと思うのですが、何
せ古い人間の言い草ですから間違っていたらご免なさい。

新歌舞伎座・島津亜矢公演を観劇してきました。

出向いたのは6月6日、晴れの良い日でした。
「お紋の風」のこと
又三郎がお紋に馴れて親しくなったのは、お紋が板前に鯊(はぜ)のあらいと注文を通したのに黒鯛
を俎板に乗せていたので、鯊も分からないのは、あんまりだと吹き出し笑いをしてからのことだ。
お紋にしてみれば、あんな見てくれの悪い鯊を黒鯛と間違えるなんて板さんもどうかしていると思っ
て可笑しくて仕方なかったのだろう。
板前が鯊と黒鯛を間違える訳はない・・・特に鯊のあらいは絶品だから今日無いのは惜しいが、黒鯛
しか無いのであればそれも仕方ない。又三郎はそう思って気にも留めない。

しかし、又三郎はお紋のこんな無邪気な心根と仕草がとても印象に残って可愛いかったのだ。これが
そもそものなれ初めだった。

料理茶屋の蔦萬は両国橋西側袂の広小路を少し南へ下がった米沢町にある。古地図にはこの地名がち
ゃんと記載されているから山本周五郎さんの小説ではこの界隈をプロットしている。
両国橋を渡って突き当りが元町、少し右へ折れて堅川縁を東に行くと一ノ橋、二の橋、三の橋(三つ
目橋)とあって、この三つ目橋を渡ってすぐ川沿いに徳衛門町がある。お紋と藤七爺さんが住む長屋
はこの徳衛門町にある。
又三郎の屋敷は二の橋の辺りだからお紋と藤七爺さんの長屋へ行くにはそんなに遠くなかった訳だ。

「お紋の風」は山本周五郎が江戸下町を舞台に市井の人々の人情を描いた小説「野分」が原作である
ことを六車さんがプログラムの一頁に書いておられる。
脚本・演出は六車俊治さんによるから、この舞台公演は本邦初演ということになる。記憶に残る歴史
的公演と言って良いかもしれない。
観劇する人々はこの歴史的一齣に立ち会って舞台に引き込まれて始終を見守る訳だが、お紋をとりま
く人々の人情が篤く演じられていて心も和む。そして最後はとてもとても深い人情の機微にふれて、
熱い涙を流さずにはいられなくなる。
島津亜矢さんを中心に、彼女を支える役者さん達の布陣も豪華だし皆さんの名演も見ごたえがある。
ひとつだけ欲を言わせてもらえれば、前半の運びがややもっさりしている感じで、この先どう展開さ
せるのかと、心配とじれったさを感じさせるところもあったが、これは個人の感想で、最後を観れば
こんなこと杞憂に過ぎなかったことに気が付く。

それでもね、茶屋の場面などでは外から新内流しの声でも遠く聞こえてくれば、江戸情緒をもっと感
じられたかもな~と、素人ながらに思ったりしている。
とにかく観て良かったと思えるお芝居だから、これから劇場に足を運ばれる方はどうぞお楽しみに。


コンサート「劇場版スペシャル」のこと・・・
歌われる曲目は有料プログラムにしか掲載がありませんので、購入されると役に立ちます。

開演早々に唄われる2曲、「帰らんちゃよか」と「感謝状~母へのメッセージ」
改めて聴かせてもらう名曲ですが、しみじみと心に沁みてきます。やっぱり、やっぱりです。
この後に「風雪ながれ旅」も唄われます。

以下は亜矢姫が今回唄われるカバー曲の数々
「星に願いを」~ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌で世界中の人に知られている歌。映画は見て
 いないが歌は昔聞いたことがあります。
 ♪星に願いをかけるなら 君がどんな人なんて関係ない 心から願う事は 叶うんだよ・・と歌う
 亜矢姫の美しい歌声をどうぞ・・・

「チキ・チキ・バン・バン」~1968年製作のイギリスのファンタジー・ミュージカルの中で歌わ
 れた。チキ・チキ・バン・バンは作中に登場する車両の名前だという。この車、空を飛ぶそうな。
 亜矢姫は乗りよく楽しく歌います。・・・

「オー・マイ・パパ」~1953年に出したエディー・フィッシャーのミリオンヒット曲
 日本では昭和29年、井田誠一が訳詞し雪村いずみが歌った。
 亜矢姫の歌声でどうぞ・・・

「セ・シ・ボン」~セ‐シ‐ボン(フランス語 C'est si bon.)意味:とても素敵。素晴らしい。
 C'est si bonは、イヴ・モンタンのヒット曲として知られている。
 最初にフランスで発表されたときには余り流行らなかったのを、ルイ・アームスト ロングが英語
 で歌ってから注目された。それをイヴ・モンタンが フランス語で改めて歌うようになり、彼の代
 表曲として爆発的にヒットした。
 亜矢姫のこの歌~余興もあって、観て聴いて楽しめる歌になっています。お楽しみに!!

「黄昏のビギン」~1959年発売の水原ひろしのシングル。
 永六輔と中村八大の共同作詞であり、中村八大が作曲している。永六輔は自身のラジオ番組でこの
 曲が自分の曲の中で一番好きなことと、作詞は全部中村八大がしたことを暴露している。(Wiki)
 この曲はアルバム「Singer3」に収録されていますからファンの方はお馴染ですね。

「Saiving All My Love For You」~このジャズ風のバラードは、既婚者の男性との不倫を歌って
 いて、すべての愛をその男性に捧げる内容である。
 1978年にマリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・Jrのマイナーヒットである。ホイットニー・
 ヒューストンのカバーが有名(Wiki) これも「Singer3」に収録されています。

 以上のカバー曲以外は持ち歌です。

今回は懇意にして頂いている亜矢友さんの特別なお計らいで、図らずもめったに座ることの出来ない
席で観劇させて頂くことになり感激もひとしおでした。よく見えて、良く聞こえて、高齢者には誠に
もって絶好のお席を有り難うございました。そして同伴者には姫さまから染め手拭いを放って頂くや
ら忘れ難い観劇の一日になりました。

あと、こうだったらもっと良かったのにと、思えたことを少しだけ書かせてもらいます。
◎洋楽が終わって名作歌謡「お梶」に変わるまでの幕間に男女の役者さんによって「曽根崎心中」が
 踊られるのですが、何故亜矢姫の「お初」を用いなかったのか、素朴な疑問が残りました。
◎「お梶」では大道具を使ってのミニ版名作歌謡劇場になっていましたが、セリフもかなり増やされ
 ていて大長編になっていました。相当なご苦労をされたのではないかと推察しています。
 ただ、「この黒髪をぷっつりきって冥途の旅へ・・」のところで鬘なしでの演技では如何にも違和
 感が残りました。暑さの中、無理強いしてはいけませんが、天下の島津亜矢さまの公演ですから、
 やっぱり重厚感は欲しいと思いました。
以上、好き勝手な言い草ですから、お気に召さない向きの方はどうかご勘弁を願います。
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    Author:ふうてんの猫
    亜矢姫の唄は芸術だと固く信じているおじんです。
    コンサートなどに参加したい気持ちはやまやまなれど、不如意のことが多いので、これは条件が整い次第となっています。

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